とりかえ風花伝(柳原望)

177 名前:本当にあった怖い名無し :2011/02/12(土) 11:38:44
とりかえ風花伝

戦国時代が舞台。
とある国の殿様と、別の国の姫君であるヒロインと、ヒロインに仕える武士は、互いの人格を交換する能力がある。
人格交換(あるいは肉体交換?)は魂が似る者同士にしかできないらしく、三人以外の他の人相手にはできない。

中盤、殿様とヒロインの家は色々あって対立するようになったが、ヒロイン家に勝ち目は全くない。
戦を治めるには、対立の原因をつくったヒロイン家の総大将的存在の武士を殺して晒し首にして、
更に、ヒロインを和睦と服従の証として殿様に差し出すぐらいしかなかった。

家同士の争いでそんな事態にはなってしまったが、殿様はヒロインと武士両方の幼馴染で、
ヒロインと武士がデキている事も知っていたので、武士を死なせて自分がヒロインを娶る気はなかった。
幼馴染を両方とも愛する殿様は、武士と一騎打ちして致命傷を負わせた上で、
武士が死ぬ寸前に互いの人格を入れ替えるという道を選択した。

武士が気づいた時、目の前には自分自身の死体があった。
死の寸前に人格交換を行ったため、殿様は武士の体に宿ったまま魂ごと死に、
武士の魂は殿様の体を得て生存したのだった。
殿様がどのような思いでそのような選択をしたのかを悟った武士は、
横たわる自分の死体から首を切り落とし、それを土産に戦を終わらせた。

人格交換について知るものは元から三人だけだったため、
武士が殿様の体に宿って生きている事を知るのは、あとはヒロインだけだった。
本来の身分差では結婚できなかった武士とヒロインは、奇妙な形で結ばれる事となった。
周囲からは戦のために無理矢理嫁がされた可哀想な者としてヒロインは扱われ、
武士は自分自身の首を切断した時の感触が忘れられず、二人は共に、犠牲となった殿様の事を悲しんだ。

なんか一応結ばれたから幸せなんだろうけどショッキングだった
殿様は史実の人物だが、史実だと短命なのもまた


178 名前:本当にあった怖い名無し :2011/02/12(土) 13:31:47
>>177
なんか、心の奥底がモヤモヤというかムズムズするね

189 名前:本当にあった怖い名無し :2011/02/13(日) 01:06:15
>>177
あれそんな終わり方したのかw
普通の少女マンガにしてはシビアだな…

190 名前:本当にあった怖い名無し :2011/02/13(日) 03:33:35
>>189
打ち切り食らったのだけど続きを同人誌で発行してて、
完結したところでまとめて完結版としてコミックスになったよ

 

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