ミチコとハッチン
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327 名前:本当にあった怖い名無し :2011/04/09(土) 20:18:15.62
- 最近観た『ミチコとハッチン』がハッピーエンドなんだけどちょっと個人的にモヤモヤした。うろ覚え
舞台は外国のどっか(なんか荒野で地平線まで続く一本の道路がある)
天涯孤独の孤児・ハッチン(9歳。中盤で10歳になる)は、養育費目的のキチガイ一家に引き取られ、そ
こで毎日奴隷の様な扱いを受けて虐められて暮らす
ハッチンは「絵本の物語の様にいつか誰かが迎に来てくれる」って幻想を抱きつつも、天涯孤独故に諦めていた一家からの虐めがピークに達し掛けたある日、既に死亡している筈の
ハッチンの母親を名乗る女・ミチコが現れ、ハッチンを誘拐してしまう
ミチコは服役11年目にして脱獄してきたばかりの犯罪者(実は無実)で、11年前に死んだ筈の恋人・モレーノスを探していた
ミチコによるとハッチンはモレーノスの子であり、11年前に死んだ筈のモレーノスに
9歳の子供がいるという事から、ミチコはモレーノスの生存を信じていた
ハッチンは「何かの間違い」と言うが、ミチコは半ば無理矢理ハッチンを連れてモレーノス探しの旅に出る警察に追われ、ギャングに狙われ、途方も無い捜索の旅だったが、次第にモレーノスの足跡を見つけ出して行く
野蛮な性格のミチコを初めは嫌っていたハッチンだったが、
ミチコに守られるうちに信頼するようになり、逆に「ミチコを守りたい」と思うようになっていく
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328 名前:本当にあった怖い名無し :2011/04/09(土) 20:20:20.52
- 物語後半、ハッチンはモレーノスの足跡を辿れば辿るほどモレーノスに幻滅していき、
「モレーノスはクズ野郎」という感情を抱く(何故かモレーノスを過大評価する人が多い)
“モレーノスはもうミチコを捨てている”という可能性を感じたミチコは次第に笑わなくなっていき、
ミチコにまた笑ってほしいと思ったハッチンは旅の途中で出会った役者に一芝居うってもらい、
“モレーノスは「愛する女(ミチコ)と一緒になる」と言っていた”とミチコを騙した
ミチコはまた笑うようになり、「いつか3人で幸せに暮らそう」と嬉しそうにハッチンに言った終盤、ミチコとハッチンはついにモレーノスを見付け出す
ミチコはあと一歩の所で警察に捕まってしまうが、ミチコの幼馴染である刑事の計らいによって逃がされる
ギャングの金を盗んで逃走中だったモレーノスに追いついたミチコは、ハッチンにモレーノスと二人で逃げるように促すが、
モレーノスを軽蔑しているハッチンはそれを拒んだ
しかしミチコは「刑期が終わったら会いに行く」と約束して警察に投降してしまうハッチンはモレーノスと共に逃走し、モレーノスはハッチンに「(共に暮らせなかった)10年間の穴を埋めよう」と家族愛を説いた
しかし、モレーノスは新しい女を作るとハッチンを置いて去って行ってしまった数年後(10年くらい?)、ハッチンは刑期を終えたミチコに会うためにバイクで走り出して、
「今度はどこまで行こうか?ミチコ」
終わりハッチンが精神的に成長してハッピーエンドとして気持ちよく終わるんだけど、
個人的には、無実の罪で21年も刑務所で過ごして、
愛する男と幸せになる夢も叶わなかったミチコが不憫な気がしてモヤモヤした
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354 名前:本当にあった怖い名無し :2011/04/11(月) 11:28:54.52
- ミチコとハッチンはアレだ、一途に惚れた男には結局逃げられたけど
その分娘との固い絆が生まれたから一応ハッピーエンドかな。