おろち/姉妹(楳図かずお)
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859 名前:本当にあった怖い名無し :2011/10/06(木) 22:53:00.01
- じゃあ梅図かずおのマンガでも。
あるところに美人姉妹がいた。
二人はなぜか誕生日や年齢について過剰なくらい怯えている。
それは二人の一族の者はどういうわけか18歳になると美しい容姿が
崩れて化け物のようになってしまうからだった。
ある日長年患っていた二人の母が亡くなる。
臨終にそばにいたのは妹だけで、その際母から重大な告白をされる。
なんと妹は実は養女で血の繋がりはなかったのだ。
つまり18になっても醜くならず、ずっと美しいままでいられる。
それを聞いた姉は逆上し、「なぜあんただけ」と妹に辛く当たるようになる。
姉の妹いじめはエスカレートし、周りの者も諫めるが妹は
「姉の気持ちを考えれば仕方ない。むしろ申し訳ない」と
殊勝で健気な態度を見せる。
姉はさらに自暴自棄になり、ついに自分で顔を焼いてしまう。
その様子を見た妹は大笑し
「本当はあなた(姉)が養女で実子は自分。18で醜くなる運命にあるのは私の方」と暴露する。
妹は自分だけが醜くなるのが許せず、姉を精神的に追い詰め道連れにしたのだった。