ガラスの仮面／北島春（美内すずえ）

元々夫を早くに失い、家族経営のラーメン屋の住み込みで働いていて
娘のマヤは美人でもなければ不器用で鈍臭く成績も悪い劣等生。
月影先生に才能を見いだされたマヤは家出。
マヤの本気に心を動かされ、娘に差し入れや着替えなどを送るも
「マヤの本気に水を差す」からと連絡は全てシャットアウトされる。
そのうち肺を病んで退職金の名のもと田舎のサナトリウムに追いやられる。
いち早くその情報を掴んだマヤ所属の大都芸能社長はマヤ売出しのために
「この子のお母さんが行方不明なんです！探してあげてください！」キャンペーン実施。
その間母親はサナトリウムに軟禁され、テレビやラジオなどの外界の情報からもシャットアウトされていた。
（既にマヤはキャリアを積んでかなり人気が出ている）
さらに病状は悪化していて目が見えなくなりつつあるが、
マヤに一目会いたいとサナトリウムを脱走。
親切なトラック運転手に乗せてもらい東京に出てくるが
肺炎をこじらせていてもう長くはなかった。
最期は目は見えないながら、マヤ主演の映画を聞きながら
娘が大成した事を知り行き倒れた。