世にも奇妙な物語/「ビデオドラッグ」

596本当にあった怖い名無し:2013/01/05(土) 13:36:52.93
世にも奇妙な物語より 「ビデオドラッグ」
夜道、女性の背後に迫る足音。
振り返ると男が追いかけてきて、目をナイフで切りつけてきた。
そして自分の目にもナイフを向ける男…。

食事をしながら朝刊を見る鳴海。
そこには、彼女が教授を務めている東都大学の心理学研究室の助手が
殺人を起こした記事があった。

受講していた生徒・マユミと一緒に昼食を取る鳴海。
話題はやはり事件の事。
そこへマユミの友人・ユキが「テープのダビングしておいてもらったよ」
とビデオテープを持って来た。
彼女が去った後、鳴海がマユミの受け取ったビデオのラベルを見ると
『VIDEO
DRUG』と書いてあった。
「すごいビデオって評判らしいんですよね」とマユミ。
ビデオに興味を持つ鳴海。

597本当にあった怖い名無し:2013/01/05(土) 13:37:23.00
その夜マユミは、恋人のタカシが他の女と一緒にいるのを目撃してしまう。
頭に来た彼女は、もらったばかりのビデオを見てみた。
チェッカー模様が膨らんだり、うねったりする映像を凝視するマユミ。
いつしかそれに見入っていき…。
そして、タカシの部屋を訪ねたマユミは、アイスピックを彼の目に…。

病院に駆けつけた鳴海。
そこには付き添うユキと、目を包帯で覆われ横たわるマユミの姿があった。
そこに来ていた松井刑事曰く、
「自分が何をやったのか・・・ただ、『殺せ』って言う声がしたって言うんです」
「誰にですか?」
「それが…分からないんです」
「前の事件の加害者も、同じ様な事言っているんです」
どういう事なのかと首をひねる鳴海と刑事2人。

その後も同じような事件が多数続く。
全員相手を殺したのちに自殺を図る。


598 本当にあった怖い名無し:2013/01/05(土) 13:38:11.46
刑事の許可を得て、1人研究室で『VIDEO
DRUG』を見て解析する鳴海。
そのうち、事件に関わったビデオは、「ダビングされた」ものだということがわかった。
それを解析するうち、普通には聞き取れないある音声信号が入っていることを付きとめる。

「コ」 「ロ」 「セ」 …

音声データとビデオの映像データを比較すると、一致した。

「大変だ、すぐにこれを発表しなければ!」
ところが、ふとその映像にじっと見入ってしまった鳴海…。

599 本当にあった怖い名無し:2013/01/05(土) 13:40:56.57
鳴海はすぐさまテレビ番組の生放送に出演した。
「一連の事件の犯人は、この『VIDEO
DRUG』です。
このテープを見た人間は、『自分が最も恐ろしいと思う行動』をしてしまうのです。
何が起こるかは、まずこのビデオの映像を見て下さい…」
そのまま再生されるダビングテープ…。

TVの前で硬直する刑事達。
「…しまった!!」
彼女がこれから何をしようとしているのかに気付いた刑事は、急いで電話に走った。
そのまま画面を見続ける若い刑事。

「もしもし…おい、すぐに放送を止めさせろっ! 東都大学の鳴海って女が出ている番組だ!
早く放送を止めさせろっ!大変な事になるぞ!! おい、聞いてんのかっ!!」
受話器に叫ぶ刑事。
振り返ると、眼前に若い刑事の銃口が…。

倒れる刑事。そして流れ続ける『VIDEO
DRUG』の映像…。

600 本当にあった怖い名無し:2013/01/05(土) 16:04:40.47
ありがちなホラーやんけ