マッドファーザー
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733:「マッドファーザー」1/3:2013/01/08(火) 23:44:55.19
- フリーゲームの「マッドファーザー」が、マルチエンディングなのにどれも後味悪い。
 公開されてからまだ一ヶ月くらいだったと思うのでネタバレ注意。主人公は、早くに母を亡くし、父と暮らしている10歳の少女アヤ。 
 科学者である父は毎日地下の研究室で人体実験に明け暮れており、
 さらには研究助手のマリアと関係を結んでいる。
 (母の存命中から既に浮気していた
 アヤは幼いなりに父の「仕事」がどういうものであるか察していたが、
 今や唯一の肉親であり、自分や母には優しかった父を愛している。
 けどマリアのことは、どこか近寄りがたい雰囲気なこともあってあまり好きになれない。ある日の真夜中、父の悲鳴を聞いて飛び起きると、屋敷の中をゾンビのような化物が徘徊している。 
 化物は父の実験の犠牲になった被験者たちの成れの果てだと知るアヤだが、
 大好きな父を救うため、化物の攻撃を掻い潜り、時には撃退し、時にはチェーンソー振り回しながら奮闘する。
 マリアの日記を見つけ、彼女の生い立ち
 (ストリートチルドレンだったのが、アヤの父に見初められ連れてこられた)や
 とても心根の優しい女性であること、父を本当に愛していることなどを知り、
 マリアにも少しずつ心を開いていく。そうこうしているうちに、化物を動きまわらせているのは母の亡霊だということが明かされ、 
 アヤは愛する夫をあの世?に連れて行こうとしている母と対面する。
 母の気持ちは痛いほどわかる、けれど父が居なくなれば自分は一人ぼっちになってしまう…
 ここで「母の願いを叶える」か「父を助ける」か選ぶことが出来、
 それによってエンディングが変わるのだが…
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736:「マッドファーザー」2/3:2013/01/09(水) 00:00:24.45
- →「母の願いを叶える」を選んだ場合
 母の想いを受け入れ、動かない父を連れて消えていく母を見送るアヤ。
 「父の実験で傷つく人がいなくなったんだから、これでよかったんだ」と考え、
 これからは一人で生きていかなきゃと決心するアヤ。
 生き残ったマリアに「行くあてがないならこの家にいてもいい」と告げ、家をでていこうとするが、
 マリアに腕を掴まれ、かつて父が使っていた地下の研究室に連れ込まれてしまう。
 父の研究を引き継いだマリアに薬を打たれ、
 「愛しています――教授」という声を聞きながら眠りに落ちるアヤ、でバッドエンド。→「父を助ける」を選んだ場合 
 無理やり父を母から引き剥がすと、母はアヤの名前を呼びながら一人で消えていく。
 父の無事を喜び抱きつくアヤだが、母の残留思念?が最後の力を使い、アヤに過去のビジョンを見せる。
 父とマリアの浮気現場、アヤをして「あの子も僕のお人形になる」と言う父、実の娘まで実験材料にする気かと詰め寄る母。
 アヤは母の死について病死だと教えられていたが、実際はこの時の口論が元で父に刺し殺されていた。
 目覚めた父は人間を人形にすることの素晴らしさを滔々と語り、怯えて逃げ出したアヤをチェーンソー片手に追ってくる。
 追い詰められてもうダメかというところで、被験者の少年に助けられ、結果として父は死ぬ。(ここは更に分岐がある。父に役立たずとして捨てられたマリアに対して、 
 マリアの日記を読んでいれば助けて二人で逃げることになるが、
 読んでいなければそのまま見殺し。後者だと以降のシーンにマリアが出てこなくなる。屋敷を焼き払い、マリアとともに旅立つアヤ。そして場面は飛び…… 
 大人になったアヤは、「代金を一切取らない」医者としてひっそり噂になっていた。
 患者として訪れた少女を診察台に寝かせ、
 「あなたの瞳、とても綺麗ね」とか言いながらいきなり麻酔を打つアヤ。
 その様子を見ていたマリアは呟く。
 「教授、お嬢様はあなたによく似ておられます」――と。これがトゥルーエンド。
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737 :「マッドファーザー」3/3:2013/01/09(水) 00:01:30.47
- ここまででも相当なもんだけど、ここからも酷い。
 被験者の中には何かを探していたり、アヤに頼みごとをしてくる者たちがいて、
 彼らの願いを叶えてあげると「ジェム」というアイテムが手に入る。
 ジェムを全部集めると、父の日記と、母が父に当てた手紙を読むことができる。
 以下はそこでわかる事実をざっとまとめたもの。父は幼少期から小動物を殺したりしており、自分の母親すら手にかけている。 
 けれど自分がまともじゃない自覚はあり、
 娘であるアヤにはごく普通の女の子として生きていって欲しいと願っていた。
 (実際、回想シーンなどで窺える父のアヤへの対応は至極立派な父親。
 花冠を作ってあげたり、アヤが危ないことをすれば真剣に叱ったりだがある日、父はアヤが小鳥を殺し、死骸を自分の部屋のタンスに隠していたことを知ってしまう。 
 このままではアヤも自分のような殺人鬼になってしまう。
 娘に自分と同じ道を歩ませたくはない、だからと言って愛娘を殺せるわけもない。
 そこで父が出した結論が、アヤを幼い姿のまま人形にする、ということだった。
 これに母が大反対。だがそれは人道的な理由からではなかった。
 母は「殺人鬼としての夫」に惚れており、アヤも夫のような殺人鬼になることを期待していたのである。
 そこで二人の意見は食い違い、結果母が殺されるのは前述のとおり。マッドファーザーって言うわりに母親もアヤも狂ってるし、 
 むしろ人の親としては理性を持ってた父が一番まともに見えてくるし
 マリアはなんかひたすら不憫というか薄幸な人だし…
 ゲームとしては面白かったのが唯一の救いかもしれない。
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739 :本当にあった怖い名無し:2013/01/09(水) 00:57:21.93
- >>737
 トゥルー見た時点でジェム集めが億劫になってやめちゃったけど真相そんなんかよw


