あくまびんニココーラ(大海赫)
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666:本当にあった怖い名無し:2013/02/08(金) 11:19:36.13
- 小学校の頃、図書室で読んだ本。タイトルは作中に出てくる悪魔の名前だったと思う。
少年Aは上級生Bによくいじめられていた。
(今みたいな陰湿なヤツじゃなくてのび太とジャイアンみたいな感じかな)
ある日Aは河原で悪魔を助ける。
助けられた悪魔はお礼だといって小さなカプセルをくれる。
「このカプセルをスプーン1杯の血で溶かせ。
それを気に入らない相手に『瓶になれ!』と言いながらぶっかけろ」Aはそれを実行し、当然Bにぶっかける。
瓶になったBを叩き割ろうと振り上げた時、瓶収集が趣味のC子に止められる。
C子はBが元人間と知らないまま、Bを持ち帰ってコレクションに加える。
コレクションの瓶達はAを歓迎した。自分たちは自我があって話ができるのだと言う。
とてもいい瓶達で、そっぽを向いていたBもだんだんと打ち解けてくる。
瓶達は自分たちを丁寧に扱って大切にしてくれるC子に感謝し、好意と信頼を寄せていた。ある日、地震が起こって瓶がぶつかり合い、
将軍と呼ばれている瓶(醤油の一升瓶で大きいからC子が名付けた)にひびが入ってしまう。
早くC子に知らせなければ、とBが奮闘して音を出し、C子は将軍のひびに気づく。
「まあ大変、入院させなきゃ!」と将軍を座布団に寝かすC子。
この事件で瓶達の絆は強まり、やがて冬も終わり、瓶達はゆっくりと膨らみ始めたのでした。え?って感じだった。
Aは悪魔と手を組んだ咎も何もなく、悪魔もそれ以上何かするわけでもなく、
というかいじめっ子だったBに主人公がシフトして、でも最後まで人間に戻れるわけでもなく、
最後に人間に戻り始めた描写があるけど、他の瓶も一緒にってなんで?
当然だけど将軍が直る描写もない。というか座布団に寝かされたところからもう何も書かれてない。
悲しいとか胸糞悪いとか気持ち悪いとかそういう感情も湧かないけど、
何かすっきりしないまままだ忘れられないんだ。
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668:本当にあった怖い名無し:2013/02/08(金) 11:42:18.77
- 呪いの内容が瓶になるというのがかわいいね
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669 :本当にあった怖い名無し:2013/02/08(金) 12:16:44.28
- でも木っ端微塵にしようとしてたんだぜ
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670 :本当にあった怖い名無し:2013/02/08(金) 12:30:58.93
- この話は大げさに言えば二重語法(ダブルスピーク)的とも
言えるんじゃないかな?
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672 :本当にあった怖い名無し:2013/02/08(金) 13:41:42.57
- >>666
>
瓶達はゆっくりと膨らみ始めたのでした。どういうこと?
なんとなくエロい意味に捉えちゃったんだけど
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673 :本当にあった怖い名無し:2013/02/08(金) 16:07:57.13
- >>672
人間になりたくて祈りが通じたって感じ。
じわじわ人間に近づいてるんだと思う。
元人間のBはともかく、他の瓶は人間になってどうすんだとか無駄に心配したわ。
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674 :本当にあった怖い名無し:2013/02/08(金) 19:38:39.75
- もしかして…全ての瓶は元人間だったとか?
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677 :本当にあった怖い名無し:2013/02/08(金) 22:37:19.10
- その話タイトルは思い出せんが小学生のころに読んだ覚えがある
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685 :本当にあった怖い名無し:2013/02/09(土) 04:09:42.49
- 瓶の本は「悪魔瓶ニココーラ」とか言うタイトルだと思う