恋する美姫子ちゃん
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743:本当にあった怖い名無し:2013/02/10(日) 22:34:17.46
- 二、三年前立ち読みしたレディコミ雑誌に載ってた話が後味悪かった
確かタイトルは「恋する美姫子ちゃん」みたいな感じ(うろ覚えなので間違ってるかも、スマソ)主人公はごく平凡な女性で、語り部役。
その友人の美姫子の小学校時代~現在(大学生か若いOLくらい)までの
経緯・自分と美姫子の関係を回想形式で語っていく
・・・・のだが、その美姫子、男と間違えられるレベルのブスなのに
自分は可愛いと勘違いしていたりアニメの登場人物に思いを寄せる
変わった子。でも純粋で性格はそんなに悪くない。
その手の知識に詳しい人が見たら発達障害を疑われそうな感じ。で、小、中、高と美姫子は奇行
(猫耳カチューシャをつけて登校し、それを先生に注意されると
パニックを起こし泣いたり漫画のキャラが実在すると本気で言ったり)
を繰り返し、外見も外見だっただけに「ブキ子」「不気味」と呼ばれ苛められるのだが、
友人のはずの主人公は美姫子が常識はずれな行動をとっても注意もなにもしない。
淡々と冷めた目で見てるだけ。こんな感じで美姫子の奇行、痛い言動談がひたすら続く。最終的に美姫子は腐と同人に目覚め美術系の専門学校に入学するも
全く下手な絵は上達せず、卒業と同時にパラサイト化。
場面が回想から現実に戻り、主人公が美姫子から送られてきた
(時々下手な漫画原稿と電波っぽい手紙が郵送で送られてくる)漫画絵を見て
「彼女は現実を認識する能力が低く、かつ社会性を養えなかったのでこんな空想の
中に生きる人間になってしまったのでしょう、ある意味かわいそうなのかもしれません」
みたいな事を地の文で語って終わり。幼馴染で友達なのに忠告もしないまま周りからのいじめやpgrを
『いじめっ子に非はない当然の結果』であるかのように語っている主人公にモニョったし
雑誌全体から見ても意地悪なお局様や他人の子供をsageるママ友、鬼姑その他
性格がねじまがった自分をいじめてくる隣人を撃退する話が多い中で
そうひねくれてもいないただただ痛い、社会性含む能力で劣った友人を皮肉ったり
観察するだけのこの話はかなり異質だった。