Y氏の隣人(吉田ひろゆき)
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143:本当にあった怖い名無し:2013/07/17(水) 11:14:15.35
- うろ覚えだけど昔読んだY氏の隣人って漫画の話の一つ
主人公は大学進学を目指す浪人生。とにかくすべてにおいて飽きやすく、
ゲームも最後までクリアしたことがなく、パズルも最後まで組み立てられない。
なので、よく遊びに来る友達からも呆れられていた。(主人公はアパートで一人暮らし)
そんな性格なので勉強も長続きせず、二回目の大学受験も失敗し二浪になってしまう。新しい参考書を買って心機一転で頑張ろうとする彼の前に
「どうせ最初の内だけ」と言って現れたのが謎の子供。
驚く彼にこの子供が突然主人公の口にとても臭いスプレーを吹きかけると、
彼の口から小さい鬼が出てくる。この鬼を「飽鬼(あき)」と言い、
この鬼が体内にいた事で彼は性格が飽きやすくなっていたのだとこの子供は言う
しかし出すだけではその飽きっぽさは完全には治らず数年は後遺症で続くと言う焦る彼に子供は「根鬼」という、飽鬼と同じように小さい鬼をプレゼントする。
この鬼が彼の面倒を見る事になった根鬼の教育方針はとにかく勉強する事。
そのため、彼が参考書で勉強しているのを監視し、
根鬼がやめろと言うまで長時間勉強しなければならなかった
そんな教育方針に彼もうんざりし、「まだ受験は先です」と言って
一回彼に逆らってサボってさっさと寝てしまう。
その朝、彼が目覚めると足が大根の様になり、動けなくなってしまっていた。
根鬼が彼をサボれないようにしたのだ
そのせいでずっと勉強しなければならなくなった彼は
大学受験までずっとその足で勉強を続けた
そして受験当日、彼は勉強のかいもあり、志望校へ合格した。
彼は訪れたその子供と根鬼に感謝し、
子供は「疲れたでしょ。ゆっくりお休みになってください」と言って根鬼と一緒に帰っていった
主人公は「ほんと…性も根も尽き果てたって感じ…」と寝てしまった。その後、友達が
「志望校受かったんだってなあ、黙ってるなんて水臭いぞ」
と彼の元を訪れると、突然叫び声をあげる
そこにいたのは、手足が根っこのようになり、干からびて死んでいた主人公の姿だった特に明言はされてないけど
この子供達は主人公を助けたって事じゃなかったのかなと思った。