有頂天家族/第10話「夷川早雲の暗躍」
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394:本当にあった怖い名無し:2013/09/27(金) 18:20:37.45
- アニメ「有頂天家族」の10話が後味悪かった。
「有頂天家族」は京都を舞台に人間と天狗と化け狸が繰り広げる物語。
狸界では大物の化け狸が名乗れる「偽右衛門」の名を襲名すべく、
先先代の偽右衛門こと下鴨総一郎の長男坊と、総一郎の弟に当たる夷川早雲が覇権争いをしていた。父狸である総一郎の死因を息子たちは
「人間たちの手に落ちて狸鍋の具材にされた」という感じで断片的にしか知らなかったが、
話を追うごとに父が鍋に至るまでの足取りが見えてくる。
(最期の日に次男坊の恋愛相談を受けていたとか、腐れ縁の天狗の元に魂だけで逢いに行ったとか)年の終わりの12月、偽右衛門襲名の総選挙が開かれる日に
長男坊と母親狸が早雲の罠に掛かって捕まってしまう。
主人公である三男坊が兄と母を探していると、そこに早雲の娘が現れて
「あなた(主人公)の兄と母は私の父(早雲)の罠で捕まった」ことと
「主人公たちの父である総一郎の最期」を語り始める。
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395:本当にあった怖い名無し:2013/09/27(金) 18:22:01.04
- 最期の日、総一郎は次男坊の恋愛相談を聞いた後、人間を化かすなどして次男坊を励ました。
酔い潰れた次男坊を家に返した総一郎は早雲と飲み会に出掛けた。人に化けて料亭に赴き、
昔の話(好きな雌狸を巡って争い、勝った総一郎が雌狸を嫁に娶ったこと)をして盛り上がる総一郎と早雲。
宴もたけなわになったその時、食事か酒に仕込まれた薬で総一郎はぐったりとしてしまう。そこに早雲が人間の女性を連れてやってきた。
その人間が自分の苦手な女性(人間でありながら天狗の神通力を会得した妖女)であることに
気が付いた総一郎は化けの皮が剥がれて狸の姿になってしまう。
女性に早雲は「今宵の鍋の具材です」と総一郎を売り飛ばした。
(女性は人間たちの開く秘密クラブへの入会を望んでおり、
入会の条件として狸鍋の具材になる狸を欲していた)早雲の娘狸の告白(早雲が父を人間に売り飛ばした)に呆然とする主人公。
そこに早雲の手のものが迫り…というところで終わり。好意を寄せていた雌狸を奪われたという理由で
実兄を人間に売り飛ばす弟という構図も後味悪かったが、
その一部始終を早雲の娘狸が見ていたこと、
娘狸が主人公たちに今の今まで隠していたというのもまた後味悪い。