夢への道標(岡崎二郎)
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255:本当にあった怖い名無し:2013/10/24(木) 01:52:04.60
- 昔、読んだ漫画でタイトルは忘れたがSFや不思議な話で纏められた漫画。
基本はハッピーエンド。その中の1話から。時代も場所も不明だが、その場所には雲の上まで届き、
向こう側が見えない位大きな木があり、その麓で暮らす主人公の少年。
父親は顔に傷があり、その木を見ると険しい顔をするばかり。
母親は優しくて美しいが、どことなく陰鬱な雰囲気で、いつまでこんな暮らしかとこぼしている。
けれど毎日、畑を耕し慎ましく暮らし、すくすくと少年は育つ。ある日、木から青年が降りてくる。
父親は来てしまったかという態度。
母親は静かに家を出て行く準備をし青年と出て行く。
母親を連れた青年は木を超えて向こう側へ帰りはじめるも、
大きい木の為、数日経っても木の中腹にいる。父親は急に銃を構えると青年を撃った。
死にはしないが、顔に傷を負った。
父親は、それ以上何もせず、少年といつもの生活に戻った。その後、少年は青年となり、父親は亡くなった。
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256:本当にあった怖い名無し:2013/10/24(木) 01:53:05.12
- そして、青年は誰に教わるでもなく、木を登りはじめた。
これまでと同じ様に、母親を迎えに行き、連れて帰ってくるという旨の独白が入り終了。何が後味悪いって、いくら漫画とはいえ
あの物語は永遠にループして行くのかと思うと、とてつもなく恐怖だし
いつもは、ハッピーエンドのオチがあるのになんのオチも無く、
ただただ繰り返すのを匂わしているのが、後味悪いと感じてしまう。
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261 :本当にあった怖い名無し:2013/10/24(木) 08:39:26.35
- >>256
父親=木から降りて青年=少年ってこと?
そうなると、母親=妻?
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262 :本当にあった怖い名無し:2013/10/24(木) 08:59:47.11
- >>261
そうです。うまく書けなくて、すみません。
多分、木の向こう側でも同じ様に暮らしていて
時期が来たら、青年になった少年が母親を迎えにという流れです。
父親の顔に傷があるのも、昔、母親を迎えに行った時に撃たれた傷かと。。
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274 :本当にあった怖い名無し:2013/10/24(木) 19:06:27.43
- >>255
たぶん諸星大二郎の作品だと思う。
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289 :本当にあった怖い名無し:2013/10/24(木) 22:44:53.32
- >>274
諸星大二郎のは似てるけど、両親と息子ではなく母と娘で大木ではなく山脈だった
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309 :本当にあった怖い名無し:2013/10/25(金) 06:21:19.56
- >>255
岡崎二郎のアフター0の一編だね。木の途中まで登ったところで、撃たれるなら間違いないと思う。