古いランプ(土家由岐雄)
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621:本当にあった怖い名無し:2014/01/13(月) 22:42:42.53
- 「かわいそうなぞう」作者の「古いランプ」という短編。
魔法のランプの魔人の力で、無人島に豪邸を建てて暮らそうとした商人が
やはり寂しくなって町に帰してと頼むんだけど
この魔人が先に死んでしまい、商人は脱出のすべを失ったまま一人取り残される。ラストシーンは、食料も無い無人島で商人が餓死しつつある描写で終わる。
『ほねと かわに やせほそりました。もう一週間 水しか口にしていません。
(確か庭の噴水の水を飲んで凌いでいた)
なつかしいなかまのかおが うかんではきえていきます。
せかいがまわりだしました。ああ、めがまわるめがまわる。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる…』