かいぶつになっちゃった
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37 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 13:49
- 絵本ネタね
ある森の奥深くに、ひっそり佇む1件の洋館がありました。
その洋館には「恐い怪物」が住んでいるという噂があり、
森に生きる生き物達は誰も近寄りませんでした。しかし、好奇心のある数匹の生き物達は、
「怪物」の正体見たさに仲間を引き連れて、洋館に行ってしまいます。
道中、生き物達は恐怖故、もしくは脅かすつもりなのか、
自分達も折り重なるかのようにして「怪物」の擬態をします。
(ブレーメンの音楽隊みたいに)なんとか洋館に辿り付くと、
中に入って「怪物」探し始めまするのですが、どんなに探しても「怪物」は現れません。
みんなが諦めかけたそんな時です、暗闇の向こうから何かが飛んでくきました。
「怪物!?」
みんな思いました。
しかし、みんなの前に姿を現したそれは、小さな、それでいて可愛らしい小鳥だったのです。
「怪物」、そう思われていた者の正体は何を隠そうこの小鳥だったのです。
疑いも晴れ、安心したみんなは擬態を解こうと、上の者から順に降りようとします。
ですが、一向に離れられません。
みんなの身体が、重なったまま一つになってしまい、離れられなくなってしまったのです。
くっついてまった身体は、どうしても離す事は出来ず、結局森に帰れなくなってしまった生き物達は
洋館の中で小さな小鳥と一緒に、ひっそりと暮らすことになってしまいました。怪物を探すつもりが、自分達が怪物になってしまうという話です。
小学生に頃に何度も読み返した絵本だったのですが、記憶はあやふや~
とりあえず、後引くお話でした。