小人の女郎
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416 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/09/29 07:34
- 最初の出来事は、まだ幼稚園にあがる前ぐらいの頃です。
その頃北品川に住んでいました。昔の東海道、品川宿の通りぞいです。
子どもの頃はまだ木造の民家が立ち並ぶいわゆる下町でした。私は両親と3人で座敷に寝ていたのですが、
寝つこうとすると手のひら大の小人がやってくるのです。何人かづつで現れ、皆若い女性なのです。
別に恐いとも思わず枕元に来る彼女らと遊んでいた記憶があります。親には彼女らが見えないのようで、寝つきが悪いと注意されました。
私はまだ口に物を入れる癖があり、彼女らの手足を口に入れた感触まで覚えています。
小学校にあがる頃にはそのような現象は無くなりましたが、
中学生の頃、隣の木造2階建てのかなり大きな敷地の建物を取り壊すことになりました。そこは遊郭であったと聞いた時、
私の脳裏に幼少時のあの小さな女性たちの記憶が蘇りました。『ああ、あの時の女の人たちはお女郎さんたちだったのかもしれない。』
不思議と違和感無くそのように自然に思えてなりませんでした。図書館で品川の史跡に関する本を読むと彼女らの平均年齢は二十歳前後で
家庭から切り離されざるをえない境遇だったようです。故池田貴族氏のホームページに掲載されていた文の抜粋です。