村の祭り酒

275 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/09/21 15:13:20
小学校の頃先生から聞いた後味の悪い話.

貧しい村の学校にとある先生がやってきました.
先生はとても優秀で,閉鎖的だった村民たちの信頼を勝ち得ました.
そうして数年がたち,先生が別の町に行くことになりました.
貧しい村人たちは,今までお世話になったお礼にと,樽1本の葡萄酒を
プレゼントすることにしました.
しかし貧しい村のこと,そんな金銭的余裕はありません.
村人たちは相談の上,樽の中に1軒あたり1杯の葡萄酒を入れようということにしました.
村のとあるところに置いた樽に村人たちが葡萄酒を入れていきます.
しかし,中には悪い人もいるもので,自分一人が水を入れてもほんの
少し薄まるくらいだろうということで,葡萄酒の代わりに水を入れる人がいました.
そしてある程度までたまった葡萄酒を餞別に先生を送り出しました.
先生は新しい町で,前の村の思い出を噛み締めながら樽の栓を開け,
1杯口にしたところ,違和感を覚えました.
なんと,樽の中身は真水だったのです.

…先生,前の学校でなんか嫌なことでもあったのだろうか?


276 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/09/21 16:12:14
>>275
それ、ユダヤ人の民話だろう。
オリジナルはたしか、お祝いのために葡萄酒を集めたが、
皆でいざ飲もうとしたら、水だったという話。

278 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/09/21 18:19:03
>275
>276
誰が悪いわけでもない
貧乏が悪いんや…。