世界ウルルン滞在記/イギリス・ドールハウス

761 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 15:15:30
何年か前に見た「ウルルン滞在記」
黒田ゆうきがドールハウスの本場、イギリスに滞在する話。
イギリスは毎年あちこちでドールハウスの展示会があり、
どれもこれも精巧な作りで、驚くほどの緻密さ。

黒田はドールハウス作家だか職人だかの自宅に滞在し、
何日か後の大会に自作のドールハウスを出品する事に。
そのドールハウスの出来映えがびっくりする程しょぼい。

小学生の夏休みの工作なら微笑ましいレベルだけど、
本場の大会に出すなんて、考えただけでも赤面するほどのレベル。
テーマは「日本」って事で
板に藁みたいのをボンドで貼って「畳」と称し
(それもお粗末な出来映え)
それを床の部分に敷き詰めて「和室」を作って
本人はご満悦。
徹夜でがんばるけど、未完成な感じで出品にこぎつける。

もちろん会場では他のドールハウスに比べてお粗末すぎて誰も見向きもしない。
何人かの子供が近づいてきて、不思議そうに畳を指差して
「これは何?」と聞いてきて、畳の説明を黒田から受けるが「フーン」という感じで去っていく。

そんな風に大会は終わり、最後は自前のドールハウスを持って帰国。
確か最後の日にステイ先のイギリス人から
黒田を模したドールをプレゼントされていたはず。
「いつかあなたのドールハウスが完成したら見せてね」という
苦し紛れのコメントで涙(?)の別れ。
スタジオに黒田のドールハウスが持ち込まれていたが、司会者もコメントが苦しそうだった。

そして一人満足な黒田ゆうき。何故この企画に黒田なのか…。
イギリスのドールハウスの素晴らしさは伝わるが、もの凄く後味が悪い回だった。