問題外科(筒井康隆)

577 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/21(水) 22:39:17
中学生の頃読んだ短編小説です。

二人の医師が盲腸の手術をしようと予定時間に手術室に入るが、
シンと静かでナースがいない。
手術台には一人の真っ裸の女性が眠っている。
「なんだ何故誰もいないんだ。もう時間なのに」
「この女が患者か。麻酔は効いているようだ」
「二人でも手術できるだろう、やってしまえやってしまえ」
ということで女にサクッとメスを入れると、女は絶叫して飛び起きた。
「痛い痛い!どうして私のお腹を切るの?!私は患者じゃない!」
事情を聞くと、女は病院のナース。新米医師とできており、空いている時間に
こっそりと待ち合わせしてここでセクースしていたとのこと。
終わった後彼氏の方は仕事に戻り、女は裸のままウトウトと眠ってしまったらしい。

そこで手術の日取りを間違えていたことに気づいた医師二人は
「早くお腹を縫って!」と叫ぶ女をそのままに相談する。
「大変なことになったな。間違えて他人を切ってしまった」
「大問題になるぞ。おい、どうか内緒にしてくれないか」
女に頼むが、お腹が開きっぱなしの女は半狂乱になって拒否。
じゃあどうせなら、と二人の医師は女の体をこのまま切り刻むことにする。


578 名前:577 投稿日:2005/12/21(水) 22:39:52
傷を広げ、内臓を手探りしていく二人。
「お、これは腎臓だぞ腎臓」
「これはなんだ、おや膀胱か。刺激したら尿が出たぞワハハ」
麻酔されないままなので、最初絶叫していた女は口から泡を吹き出して気絶する。
二人の医師はやりたい放題で女の内臓を引きずり出していく。
片方の医師はそんな状態の女に欲情し、犯してはみたがどうも締りが悪い。
そこで手を内臓に差し入れ、膣をぎゅっとつかんで膣越しのオナヌーまでしてしまう。
最後はもう一人の医師が大腸を引っ張り出し、一気にしごく!
大腸内にあった便がブピッブピュブブビと異様な音を出して飛び散った!
「すごい音だゲラゲラゲラ」
「いっぱい出たぞワッハッハ」
大爆笑の二人。だが、便はたちまち物凄い悪臭を放ちだす。
「ややっこれはたまらん」
と二人は部屋を逃げ出す。終わり。

セリフなどは正確ではないと思いますが、とにかくインパクトがでかかったので
何年経っても忘れられない話です。
確かツツイさんの本だったような気がします。


579 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/21(水) 22:49:15
>>577
筒井康隆の問題外科だったと思う。
それ、まだ続きがあるよ。

581 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/21(水) 23:06:54
確かその後、院長だか会長だかじいさんが入ってきて、
こいつもキ印で仲間に入って大騒ぎ。
で、本来の患者はこいつの孫娘か何かで、その手術は成功だったと礼を言われる。
ナースの死体は始末して、一件落着。
ところでその娘の手術、誰がやったんだろうね、ってオチだったような。
「問題外科」だったかな。自分も、当時パニクるほどビックリした話だったな。

 

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