ドラッグオンドラグーン/ウェポンストーリー諸々

828 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/12(月) 21:58:22
ゲーム「DRAG ON DRAGOON」にウェポンストーリーっていう武器に関連した物語がある。
その中で後味の悪いのをいくつか。

・忘却の羽根
この武器は殴れば、殴られた相手の記憶を消す事ができる。
それを偶然手に入れた兵士は自分の嫌な記憶を消すためにそれを使って自分の頭を殴り続ける。
記憶が幼少の頃まで戻った時には、兵士の頭は潰れていた。

・農民の残夢
この武器は農民が鉄屑を集めて作り上げた武器。
いくら農民が苦しんでも全く助けを出さない領主を殺すため、一致団結して領主の城に乗り込んだ。
だが、実は領主も国のために泣く泣く農民から税金を取っており、領主自身は貧しい生活をしていた。
無能な領主を哀れに思った農民は武器を捨て、領主と仲良く、そして貧しく暮らした。

・領主の狩猟刀
この武器はある国の領主が狩猟のときに必ず用いた剣。
領主は動物の命を奪う事に快感を覚えて、意味もなく日々狩猟を続けていた。
ある日、領主の行いに怒った森の動物達が領主の屋敷を囲み、領主を殺す機会を待つことにした。
それに気付いた領主は、喜んで動物達を殺し、その森から動物の姿は消えた。
後に、領主は天寿をまっとうしたという。


829 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/12(月) 22:07:19
・背理の鎌
ある風の精霊が人間の青年に恋をし、精霊が人間と交わるのは禁忌にも関わらずその想いは募る一方だった。
それを知った風の精霊の長は彼女を殺そうと、精霊にのみ効果のある鎌で彼女の首を刈るように仲間に命令する。
それに気付いた精霊は死ぬ前に一目青年に会おうとするが、鎌を持った追っ手が彼女を追い続ける。
数年後、村には風を操ることのできる少年がいた。父親は何も語らず、ただ見守るだけだった。

これだけだと少しいい話なんだが、それに続く話が後味悪い。

・嵐神の閃撃
破壊的な風を巻き起こす嵐神の怒りが込められた槍。
この風を受けた者は、血と肉が体から吹き飛んでしまう。
ある村に風を操る少年がおり(上記の話参考)、彼の前に嵐神が現れ、どちらの力が強いかと勝負する事になった。
道行く剣士の外套を風の力で脱がせた方が勝ちという勝負。
嵐神は強風で吹き飛ばそうとしたのに対し、少年は温かい風で剣士を薄着にさせた。
人間に負けた悔しさのあまり、嵐神は怒り狂い少年の血と肉を吹き飛ばした。

 

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