アリーテ姫

285 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/07(金) 18:45:38
数年前、「アリーテ姫」という童話というかファンタジー小説が
日本でアニメ化されたんだけど、
原作は、いわゆる「お姫様」という言葉から来る概念をうち破って、
自主性もあり智恵もあり、行動力もある若い娘が困難に立ち向かっていく
爽快無比な物語(なので、あらすじは割愛)。
それを日本人のなんとか言う監督が、父王や男の魔法使いに圧迫され、
自分の道をなかなか見いだせないで苦悩する内向的な女性に描いた。
最後は自分の自由の象徴としての金色の鳥だかなんだかを、
自分の足で歩いて見に行く、という姿を見せてハッピーエンドなんだけど、
ここまで女の子の主体性を何も解らずに原作の名前だけもらって、
いいアニメ作ったような気になってる男の映画人というものに、
一部で批判が寄せられた。これも、男の理想と女の理想が食い違い過ぎてるせいかな。
ちなみにアニメのアリーテ姫は、大人しくて小柄で持ち運びに便利そうな、
大人しければ男が好きに弄べそうなキャラクターだった。
原作のりりしい姫に感動してアニメ見た人は、後味悪くなることは請け合い。

289 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/07(金) 20:02:45
>>285
アリーテ姫のアニメって、そんなのなんだ…

原作では、何人もの騎士達を蹴り殺してきた凶暴な暴れ馬と、優しさと勇気をもって友達になったり
いじわるで汚い部屋をあてがわれたのに、部屋の壁に絵を描いてすばらしい部屋にしたり
姫の、「かっこいいんだけど可愛くて賢い」ってキャラが魅力のはずなのにね。
そりゃ後味悪いわ。


332 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/08(土) 23:59:20
>>285
俺も、年末年始に放映されたアリーナ姫を見たけどさ、

>それを日本人のなんとか言う監督が、父王や男の魔法使いに圧迫され、
>自分の道をなかなか見いだせないで苦悩する内向的な女性に描いた。

おまい、本当にアニメを最初から最後まで見たのか?
最初から王や側近さえ手を焼く行動派だったよ。

無気力に刺繍を編み続けるシーンはあるが、それは悪い魔法使いから
「何の役にも立たない性格」になる魔法をかけられたからで、
それすら自力で解いて、魔法使いはギャフンって目にあっただろ。
ラスト近くでは、自分の意思で「山の頂を飛び続ける金の鳥」も見てるよ。
原作は知らないが、本当にアレを見て「監督に内向的な性格にされた」
なんて解釈できるほうが後味悪い。


341 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/09(日) 04:37:58
原作知らないけど普通に良かったと思うよ>アリーテ姫
原作好きならば後味悪いかもしれない

343 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/09(日) 10:30:22
俺はアニメしか見てないんだが。
塔の中に箱入り娘状態ながら、実はしれっと抜け道を見つけてしょっちゅう
部屋を抜け出していたアリーナ姫は、城の宝物庫で
(この世界での「宝」は前魔法文明の遺物)一冊の本を見つける。
その本に書かれた、いくつもの天まで届く塔の上空を悠然と飛ぶ金色の鳥を見て、
その鳥のように自由になりたいと城を抜け出して旅の一座にもぐりこみ、
城下町を出ようとしたところで見つかってしまう。
手を焼いた王の前に「魔法使い(前時代の生き残り)」の老人が現れ、
姫を王女として相応しい性格に変えてやろうといい、姫を自分の城に連れて行く。

そこから、しばらく痛々しい程の無気力モードになる訳だが。

元々の
>自主性もあり智恵もあり、行動力もある若い娘が困難に立ち向かっていく
>爽快無比な物語(なので、あらすじは割愛)。
と言うところは維持されていたのでいいんでない。
無気力モードから自力で目が覚めた後は
それまでの「溜め」があったせいか正に爽快無比だったぞ。
(これ以上詳細に話してしまうのは無粋だから秘密にしとく。)

まぁキャラクターデザインの等身が低かったから、原作を読んで
ハイティーンの姫を想像していた人は違和感を感じるかもしれない。

 

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