どろみちゃん(永野のり子)
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763 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/16(日) 22:29:31
- 永野のり子で思い出した。
作者の自伝的っぽい漫画「どろみちゃん」どろみちゃんはみんなと仲良くなりたいのに、話が合わずに悩んでいた。
と、ある日登校すると、前日テレビで放映された「コレクター」という映画が話題になっていた。このコレクター自体も後味が悪い映画で、蝶のコレクターが、今度は美女をコレクションしようとする。
最初に捕まった女は、必死に逃げようとするも結局無念のうちに死んでしまう。
犯行が発覚しなかった男は、次の獲物に狙いを定める。
そして、これからも「コレクション」が続いていくことを暗示させてエンド。という救いの無い映画。
たまたま、その映画を見ていたどろみちゃんは、これなら話題についていけると、会話に参加。
しばらくは、楽しく会話するが、しばらくすると違和感に気付く。
クラスメートたちは「理不尽にも誘拐されてしまった美女」に感情移入して
「怖い」「ハラハラした」と言っているが、
どろみちゃんは「自分勝手な理由で女性を誘拐した男」に感情移入して
「(犯行がばれるのが)怖い」「ハラハラした」と言っていたのだ。それに気付いてどろみちゃんは、やっぱり私は浮いているんだと落ち込んでしまった。