アトム二世 (手塚治虫)
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612 名前:593 投稿日:2006/08/16(水) 00:37:32
- 今手元にあるから特に後味悪いものを以下に。
「アトム二世」
あぼんしたはずのアトムから連絡が入る。
今は小さな原始星にいて早く帰りたいが、その星がどこか分からない。
政府はアトム二世を作るよう命じる。
しかも「人間そっくり」ではなく「人間そのもの」に。
当然二世は毎日テレビばかり見ている。
博士に金をせびり、好きあらば女をホテルに連れこむ。(二世には生殖器がついている)
抗争を目の前にしても「巻き込まれちゃ馬鹿馬鹿しい」
そんな二世に核兵器輸送の護衛という仕事がくるが、月給20万、年一億のボーナス、週休三日制等を要求。
なんとか行かせるものの、今度は行方不明。
二世は核兵器を壊してアトムの大量生産事業を起こし、世界各国に正義の味方を安く売って儲けていた。
裸の女を百人もかこって王様暮らしをしていたところを捕まり、
記者会見で「俺は正義の味方だからジタバタしないんだ」と無精髭面で言う。
(「イヨー性戯の味方ーっ」とうまいんだかうまくないんだかの記者の掛け声が入る)
博士が空を見上げアトムが戻ってくることを願うシーンで終わる。