おろち(楳図かずお)
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795 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/12(木) 23:04:51
- 楳図かずおの「おろち」もけっこう後味の悪い話多いねぇ。
個人的には第一話の「姉妹」って話が好きだけど後味悪い。基本的に楳図先生の漫画は「一番恐ろしいのは人間」っていうの多いけど。
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815 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/13(金) 10:23:08
- おろち姉妹編 簡単に
美しい姉妹がいた。
彼女達は18歳になるとおでこにほくろのような痣ができ、
そこから醜くなるという家系に生まれた。
姉が18の誕生日の少し前、
醜く変わり果てた母親が、妹にあることを告げて死ぬ。
それは、妹はこの家の娘ではない。醜くなるのは姉だけだと。
それを知った姉は自分だけが醜くなる恐怖と、
美しいままでいられる妹への嫉妬から自暴自棄になり、
自ら火傷を負ったりして醜くなろうとする。
そして妹を虐待。
そして妹の18歳の誕生日の日、妹はおでこにできたほくろを姉に見せて言う。
「この家の娘でないのはお姉さまの方だった。
この話を母から聞いた時、私はあなただけが美しいままなのが許せなかった」何年後かその家を訪ねた時、
自ら廃人になった狂った女と、おぞましく醜い女がそこにいた。おろちを抜いたあらすじだけでごめんなさい。
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817 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/13(金) 10:30:17
- 楳図かずおと言えば、おろちシリーズかわかんないんだけど、
「し、舌が腐っているのだっ!」ってセリフが強烈笑えたんだけど、
誰かあらすじ知りませんか?
確か精神は行きてるのに肉体は死んでるってな話です。
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818 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/13(金) 12:17:06
- >>817
「おろち」の『骨』じゃないかな。辛い子供時代を送った女が、成人してあわや売り飛ばされる
(時代設定は昭和40~50年代だと思うんだが…)って時に
優しい誠実な主人公の男が「是非に」と嫁にもらってくれる。暫くは幸せな生活が続いたが、男が大事故に遭い重体になる。
主人公の不思議な少女おろちは、男が事故で搬入された病院で看護婦をしていた。
病院でリハビリに励む男を甲斐甲斐しく世話をする女。
おろちはそんな二人を見て「本当に仲のよい夫婦だ」と、微笑ましく見守っている。
女の世話のお陰か、男が歩けるようになったので退院して行った。そんなある日、散歩に出た男が崖下に墜落して死んでいるのが見つかる。
おそらく足を踏み外したのであろうと。
女はずっと嘆き悲しんだままだ。「なぜ死んだの!?私を残して!!」と。
そこにおろちが現れ、こう言った。
「そんなにご主人に会いたいですか?私なら会わせる事ができます」
女は「ええっ!主人に会える?!」非常に驚くが
おろちは「実は嘘なんです。あまりにも奥様がおつらそうなのでつい…」
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819 名前:818 投稿日:2006/10/13(金) 12:18:23
- ごめん。急用で出かけなきゃいけなくなった。
続きだれかお願い。ほんとうにごめんなさい。
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821 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/13(金) 12:36:44
- >817
「骨」って話で、貧乏不幸な生い立ちの娘(千恵?)が幸福な結婚をしたが夫が事故って半身不随、
んでそのうち崖から落ちて死ぬ。
哀しみにくれる千恵をみておろちが夫を生き返らせちゃう
(でも不十分で後々からだが腐る。そのどこかで「舌が腐っているのだ!!」)。
しかし千恵は既に別人と再婚してて、また生き返らせた夫も行方不明に。
おろちは「二人が巡り会えますように」と祈る。数年後、千恵のもとに腐った夫が現れる。
なぜか息子(どっちの子だったか忘れた)を誘拐し海だか山だかに千恵をおびき寄せる。おろちもついてく。
で腐った夫が千恵を殺そうとしたのでおろちが阻止。
そしてそこで夫がむかし崖から落ちたのは介護の苦労を嫌った千恵がしたことだと判明。
おろちが勝手に偽物の息子の腕を千恵に送ってたことから息子の恨みとばかり
ふたたび腐った夫を崖から落とす千恵。でも息子はまだ、腐った夫しか知らない場所で生きていた。事件後に息子が閉じ込められていた廃屋を訪れるおろち。そこには朽ち果てた息子の屍骸。
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822 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/13(金) 12:37:57
- あ。リロードしてなかった…w
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831 名前:818 ゴメンす 投稿日:2006/10/13(金) 14:57:46
- ゴメン。今帰宅した。本当に済まんです。
>>821
ありがとう!こんなに短く纏めれるのスゴス。『骨』は凄く長い話なんで、ちょっと追記します。
夫が生き返ったのは、おろちが不思議な力(超能力?)を使ったから。
おろちも死んだ男を生き返らせてあげたかった。
それは流石に無理だが、男そっくりに作った人形に命を吹き込んで
さも生き返ったかの様には出来る。
只それは非常に難しい術?で、失敗すればおろちも死んでしまう。
でも二人の為におろちは術をかけるんだけど、失敗して人形は粉々に。
それを見ておろちは失敗を悟り、気を失ってしまう。
その後、意識が戻ったおろちは術が失敗したのに自分が生きてるので不思議がっていた。
その後「行き倒れです」と、男に似た腐りかけなのに生きてる半死人がおろちの病院に偶然担ぎ込まれる。
「もしや…」と男の埋葬された墓を確認しに行く。
と、やはり墓に掘り返った穴が開いている。
その術自体は失敗したが、その代わりになぜか死んだ男が墓の中(土葬)で生き返っていた事が分かった。
(で、>「し、舌が腐っているのだっ!」 だけども、それは死んだ死体が生き返った?から。
動いてるけど半腐りみたいな。)腐りかけながらも体が良くなった男は、ある日姿をくらませる。
話の流れとしては>>821さんの書かれた様に、おろちの第二の術のお陰で二人が会える様になるんだけど
最後の方まで実は男が女に殺されていて、男が女に会いたがっていたのは復讐の為と明かされない。
再婚相手との間に出来た息子を誘拐したのも嫉妬からではなく
復讐するのに女をおびき寄せる為にした。その復讐の為男は~みたいなのは、読者には最後の方まで明かされないんだけど
おろちはそれも知っている様な描写で>>827のも女を試したっぽい。
女も『主人が生き返る?!』と驚いてる表情も、よく見れば嬉しい驚きってより困惑、恐れ、みたいな。