重力ピエロ(伊坂幸太郎)

405 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/25(月) 23:57:15
「重力ピエロ」

和泉と弟の春は、連続放火事件の謎を追っていた。
兄弟の母親は既に無くなっており、父親は癌で入院している。
生前の母はモデルをしていたくらいとても美人で、
父に一目惚れしていきなり荷物を持って、父の勤務先の市役所に押し掛けたくらいの電波だった。
彼女は和泉が赤ん坊の頃、若い男にレイプされて妊娠した。
夫婦して産むことに決めて産んだ、それが春だった。

結局は、放火犯は春。
実の父親であるレイプ男が昔レイプしてまわった場所(30箇所以上あるらしい)に次々放火して警告していた。
最後に男を呼びだして、バットで撲殺する。
和泉はそれを見ていたが止めなかった。
春は実の父のことを知った10年前から、殺そうと考え続けていた。
実は和泉も男を殺そうと考えていたのだが、春に先を越されたのだ。

春は自首しようとするが、和泉は止めた。
そして癌だった父は亡くなった。

……話自体は面白く読めたんだけど、
レイプされて出来た子供を産んでしまう夫婦にもやもやした。
自分だったら絶対むり。
この両親、なんだか無邪気なDQNっていうか、気持ち悪い。
産んだ春を親として愛したかも知れないけど、結局何年も彼を苦しめ、
殺人者にしてしまった。
殺された男はレイプの何が悪いと言うくらいのクズだから死んでよかったけど
復讐できて後味スキーリ、なんて気持ちはほとんど感じられなかった。


406 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/26(火) 00:02:48
>405
>レイプされて出来た子供を産んでしまう夫婦にもやもやした。
>自分だったら絶対むり。

産む方が産まない方がって部分じゃなくってそれ以前の問題でお前がDQN


421 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/26(火) 17:26:52
>>406
個々の価値観の問題じゃ?
絶対に産め、というのも違うと思う。

 

重力ピエロ (新潮文庫)
重力ピエロ (新潮文庫)