武装錬金／第32話「早坂姉弟の世界」（和月伸宏）

4巻だったかの話で、敵として出てきた双子の姉弟の話なんだが。
マンガ自体はホムンクルスっていう不老不死の人食いを倒していく話。
主人公とヒロインの敵として現れた二人なんだが、その2人は信望者っていう
ホムンクルス達の下っ端。
この任務が終わったらホムンクルスにしてやるみたいな事を言われて主人公を殺しに来る。
それを撃退して何故信望者になったかを聞くと、過去の話を話し初める。
過去に2人は貧乏な母子家庭で幸せに暮らしていた。
母親は働いているんだが、家庭が家庭のために昼間は子供だけで留守番状態だった。
母親は2人に「外は危ないから出ちゃダメよ」と言い残して出ていく。
そのために2人は学校にも行ってないように読み取れる描写あり。
いつの日か母親は布団の中で死んでしまう。
まだ推さない2人は死を理解できないので、その部屋で過ごし続ける。
いつしか母親は腐敗死体になり、弟が外に出ようと姉を説得する。
そこで扉に向かうが扉はがんじがらめになっており、絶対に出れない。
2人はあけて！と叫びながら扉を叩くのだが、他の人は誰も対処しない。
「よそさまには関わらないのが一番」とほざくオバサン達や、
「うるせえぞガキ！静かにしろ！」と怒鳴る男がいて、非常にせつない。
言われようと叫び続ける。
いつの日か警察がその家に来て2人を助けるのだが、2人は虫の息。
なんとか病院に送られて助かる。
そこでインタビューに答えるさっきの男とオバサン。
「いいえ、全く気づきませんでした」
「いつも静かなんで子供がいるとはつゆとも。」