青い血の館(上野すばる)

787 名前:本当にあった怖い名無し :2008/10/19(日) 09:43:44
既出だったらすみません。
小さかった頃に読んだ少女漫画の読みきりホラー(タイトル忘れた)なんですが

 主人公の女の子が父親の勤め先の研究所の近くの別荘に泊まりに行く。
 でもそこはすごく辺鄙な所で、周りに森しかなくって
 さらに研究所は危ないから来ちゃダメと言われて飼い犬と二人で遊んでいたら
 年の近い女の子が現れて、すぐに仲良くなるんです。
 主人公は友達も出来て、毎日を楽しく過ごしているんですが
 その頃から不気味な少年が現れるんです。
 爬虫類みたいな目と、鱗みたいな肌をした男の子が
 いつも主人公達を遠くから見つめているんです。
 どうやら、その少年は友達の女の子の弟らしいのですが、
 病気(もしくは事故)のせいであんな姿になってしまい、
 友達がいなくなってしまってからずっとああなんだそうです。
 でもまぁ、実害がなきゃいいかって主人公も納得するんです。
 
                    (続きます)


788 名前:本当にあった怖い名無し :2008/10/19(日) 09:46:55
>>787 の続きです。

 少年の存在にも慣れてきたある日、友達が犬の散歩をさせてほしいと言うので任せたのですが、
 彼女も犬もいつまでたっても帰ってこない……。
 不思議に思った主人公は森中探して回って、でもいないから父親報告しようと研究所に行くんです。
 しかし、研究所はがらーんとしていて、人っ子一人いません。
 異常な光景に怯えていると、友達がそこに現れます。犬はいません。
 「私の犬は?」と聞くと、友達はにっこり笑って、一本の骨を渡しました。
 主人公は困惑していると、友達はこの研究所にまつわる秘密を話し始めます。
 父の研究所は違法なバイオ関係の研究をしていて、
 動物の遺伝子やら何やらを人体に移植する実験を行ったそうです。
 そして、所長の子供であった彼女と弟は実験体にされて、
 コモドオオトカゲの遺伝子?を移植され、弟はその外見的特徴が表れて
 姉は内面に出て、見た目は人間の肉食トカゲ人間になってしまっていました。
 所内の実験動物や研究員を食い尽した彼女は、新しい獲物を求めていました。
 主人公を喰い殺そうと襲いかかるトカゲ女!!万事休すというところで飛び込んできたのは
 彼女の弟でした。弟は、グロテスクな姿でしたが、人の心を失ってはいなくて
 姉が人を襲わないようにずっと見張っていたのでした。
 取っ組み合いになるトカゲ姉弟。でも、弟は圧倒的に劣勢です。
 「僕が生きている内に、逃げて!」
 弟が時間を稼いでくれたおかげで、主人公は無事に逃げることができました。
 ここで終わればめでたしめでたし……なんですけれど、
 最後に、研究所に血まみれのトカゲ姉弟が倒れているところが映って
 ぼろ雑巾みたいな弟に対して、ほぼ無傷の姉の目がカッと開くなり起き上がって
 舌舐めずりしながら不敵に笑うところで終了なんです。

少女漫画の絵でも、首が破れて血が噴き出したりで、すごく怖かったです。
しかも、危険な方はまだ生きてるし……。
古い話なので、記憶違いや脳内ねつ造があるやもしれません。
長文、失礼しました。


789 名前:本当にあった怖い名無し :2008/10/19(日) 09:55:39
トカゲ少女は、ちょっとの間に実父や主人公少女の父親まで食い殺してたのか。よく食うな。

790 名前:本当にあった怖い名無し :2008/10/19(日) 10:03:27
なかよしにのってたやつだね 懐かしい
さいごは姉のほうはトカゲの再生能力で傷が治って復活したんだよね

791 名前:本当にあった怖い名無し :2008/10/19(日) 10:10:11
>>790

そうですそうです。
姉復活は再生能力だったんですね。
怖かったことしか印象に残っていませんでした。