償い(さだまさし)

975 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/09(日) 19:11:30
さだまさし「償い」

主人公「僕」の同僚「ゆうちゃん」は、月末になると給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へ向かう。
仲間は、そんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと嘲笑うが、ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり。
僕だけはその理由を知っていた。ゆうちゃんは以前、配達帰りに人身事故を起こしていた。
遺族から、「人殺し許さない」と 罵られ、ゆうちゃんはひたすら泣き乍ら頭を床にこすりつけるだけだった。
それから彼は人が変わった。働いて働いてせめてもの償いに、
毎月遺族に仕送りをしている。
ある日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た。
しゃくりあげ乍ら彼は一通の手紙を抱きしめていた。
それは事件から七年目にして初めて被害者の奥さんから彼宛に届いた手紙だった。

「ありがとう あなたの優しい気持ちはよくわかりました。
 だから どうぞ送金はやめて下さい。
 それよりどうかもうご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
ゆうちゃんは、手紙の中身よりも償いきれるはずもない遺族から
返事が来た事がありがたくて泣いていたのだった。
僕は思わず神様と叫ぶ。
彼は許されたと思っていいのですか。
僕はもらい泣きの涙がとまらなかった。 


979 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/09(日) 19:29:10
>>975
その歌詞の内容、

奥さんからの手紙が届いても、
来月も郵便局へ通うはずのやさしい人を
(神様)許してくれてありがとう

というところを省略しちゃイカンだろ。

んで、この歌についての後味悪いエピソード。

ttp://person.sakura.ne.jp/year/2002_02.html

裁判長が言いたいことはわかる。
しかし、きっとこの被告の少年たちは、この歌を聴いても屁とも思わないだろうと
確信できてしまうところが後味悪い。


981 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/10(月) 00:01:17
償いって、何回聞いてもゆうちゃんが自分勝手に思えて後味わるい。
事故を思い出すのがつらいからやめてと言ってるのに、
それでも送金をやめないのは、ただの自己満足じゃないのか。
家族の気持ちも考えてやれよと思わずにいられない。
あと奥さんは、気持ちはわかったといってるだけで許してなんか
ないのに、勝手に許されたと解釈してるのも後味悪い。
遺族が聞いたら、余計腹立つんじゃないのか。

982 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/10(月) 00:14:02
この場合加害者も死ぬほど辛いんだ。そういう単純な二元論はつまらない。
大体送金を止めてくれ。といわれた後に、送金したというくだりもないし。
どんなに善良な人間も、一夜にして被害者にも加害者にも成りえる。
どちらか一方だけに感情移入するのは単純すぎるぞ。

 

 

償い~SONGS OF LIFE
償い~SONGS OF LIFE
ベスト2~通
ベスト2~通