ホーム » 小説 » 小説/さ行 » 過ぎる十七の春(小野不由美)

181 名前:1/2 :2009/10/09(金) 12:59:07
ウロなんで、間違ってたら補完ヨロ

小野不由美のホラー長編

代々息子が16歳になったら、突然粗暴系のDQNに変貌して暴れまくった挙句セルフあぼんする、
という家系があった。
主人公はその家系の分家に生まれた15歳の少年。
本家に生まれた16歳の従兄と一緒に「呪い」を解くべく調べる。

最初は主人公は「呪い」を信じてなかった。だが外見は確かに従兄なのだが中身が別人になってたり、
従兄宅で何か恐ろしいものの気配を感じたりしたため、「呪い」を信じるようになった。

主人公と従兄は誕生日が一ヶ月も離れていない。主人公もうすぐ16歳になる。
「呪い」が適用されるのは本家だけだが、主人公がありえないくらい凶暴な怒りを母親に感じて、
はっと我に返るようなこともあった。

本家の息子のみを対象とした「呪い」が主人公にまで影響したのは、
実は主人公の方が本家の息子で、従兄が分家の息子だったからだ。
我が子を「呪い」から守りたい本家母が、主人公たちが赤ん坊たちの頃にこっそり入れ替えていたのだ。

代々続いている「呪い」なら、その原因はご先祖様にあるはず。
そう考えた主人公たちは家系図などで先祖のことを調べた。


183 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/09(金) 13:00:00
主人公の先祖は名のある武士だった。
武士は本妻との間に子供が生まれなかったが、妾との間に息子が生まれたため、
武士家の養子として引き取ろうとした。
妾は子供を奪われまいと抵抗したが、武士に
「お前、自分のことしか考えてないだろ?
 子供のことを考えたら、貧乏なお前に育てられるより武士家の跡取りとして育てられる方が
 幸せだってすぐ分かるはずなのに」
といわれて子供を手放してしまった。
妾の子は、最初な武士家で大切にされていた。
だが数年後、本妻との間に息子が産まれ、妾の子は使用人よりも粗略な扱いを受けるようになった。
「子供の幸せを願ったからこそ、養子に出したのに!」というという母(妾)の怒りが呪いとなり、
武士は刀を持って暴れまくった挙句、セルフあぼんした。
しかし妾の怒りは収まらず、武士の子孫までもがのろわれるようになった。

妾はとうとう主人公たちの前に姿を現す。
そして主人公と従兄が入れ替えられていること、入れ替えられた理由に気付いて
「母親って、いつになっても変わらないものね……」と呟いて去っていき、「呪い」は終わった。


188 名前:1 :2009/10/09(金) 14:39:48
>>181
かなり違う。タイトルは「過ぎる十七の春」
主人公の母の兄である伯父が17才を一ヶ月過ぎた時に豹変し自分の母と父を殺して家に火をつけ自殺している。
主人公の母親姉妹は二人とも嫁に行ってる。つまりこの時点で本家=菅田は絶えたけど女系の血は残ってる状態。
呪いは17になった本家の長男が両親を殺して自殺するというものだから
二人とも家を継がなかった場合どうなるのか分からなかった。
だから主人公の母親姉妹=菅田姉妹の妹が夫の入院の為、姉にまだ乳児の息子を預けた時、姉の方が魔がさしたって事だった。
一月違いで顔も似ている妹の子を自分が、自分の子を妹が育てるなら呪いから逃れられるかもしれないと。
育ての親か実親か呪いはどちらを優先するかって賭けでもあった。
結果は誕生月は本人が認識してたのではなく正確に、つまり呪いの開始時期は姉が育てた子である
主人公の従兄弟の本当の誕生日に合わせて育ての親である菅田姉妹の姉を厭う形で始まった。
呪いについて知っていた菅田姉=主人公の実母は、育てた子であり妹の実子である息子が殺人犯になるよりはと
服毒自殺をはかり、発見されて入院してからは隙を見てタオルを飲み込み剃刀で首を切って自殺する。

189 名前:イラストに騙された名無しさん :2009/10/09(金) 14:42:08
しかし母親が死んでからも主人公の従兄弟は性格は戻らず母親の死にも悲しむ様子を見せない。
そんな中主人公が伯母の家で留守番していると、
雨の中一人の女が訪ねてきて主人公の腕を掴み自分があなたの母親だという。
掴まれた途端に雨が降る中、爪を立てる程腕を掴んで縋る母親から引き離される幼い自分の情景が浮かんだ主人公は
おかしいと思っているはずなのに女の言葉を信じ、自分の両親や家族が限りなく憎くなる。
同時にいつのまにか腕に掴まれたような奇妙な痣ができるが主人公は昔からあった物と認識して不思議に思わない。

その後母親に態度についてたしなめられ、カッとなってヤカンの熱湯を浴びせそうになり
寸前でなにかがおかしいと思いとどまるがヤカンから零れた湯で皮膚が剥がれる程の火傷を負い痣も剥がれる。
同時に正気に戻った主人公は痣が呪いのきっかけである事を知って、眠っている従兄弟の腕に熱湯をかけて痣を剥ぐ。
そして正気に戻った従兄弟と共に、戒名帳等を調べたり女に見せられた幻覚から
呪いの始まりを推測し自分たちのすり替えを悟る中伯母が自殺する前に自分が何故死ぬのかを綴った遺書が主人公に届いた。
すり替えた事は書かれぬままだったがそれを読んで従兄弟は号泣する。
そして女に子供の骨を返せばいいのではと考え、従兄弟の家の近くに改葬された墓に向かう。
しかし土葬だった墓を改葬した為、古い時期の物は骨の代わりに石を入れて骨壷に収めてあったのでどれがそうなのか解らない。
夜になれば女が来る。やってきた女は石を差し出されようとも恨みを消そうとはしなかったが
抵抗する従兄弟のポケットから伯母の手紙が滑り落ちる。
その手紙を見て女は「鬼のように思っていた菅田だったがそこにも母がいたか」とうなだれ
骨壷から一つ石を拾って消えていった。
主人公は伯母が確かに自分の息子を守ったと感じた。


190 名前:3 :2009/10/09(金) 14:42:51
で最後にこんな感じのモノローグで過去が明かされておしまい。

雨の中子供に縋る母親に「半分は泥でも半分は菅田の血。菅田の物をかえしてもらう」という武家風の女が言う。
半分が菅田の物なら裂いて半分もっていけという母親に、母親とはその程度のものか
結局は自分の物を取られたくないだけだと武士風の男がいう。
爪を立てながらもついには離してしまう母親。
成長した息子に会いに行くが実子が生まれた為17になっても元服もさせられず疎まれる息子に涙する。
泣く母親に奇跡のように実母を思い出す息子。菅田は女の事など忘れていた。
息子は菅田の家に恨みを持ち義父母を襲うが果たせず自害する。
女は首をくくられた。十七を僅かに一月過ぎていた。


191 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/09(金) 14:58:53
セルフあぼんという表現にワロス

192 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/09(金) 15:30:18
「イラストに騙された名無しさん」って、どこの名無しだろ

193 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/09(金) 15:33:38
ライトノベル

 

過ぎる十七の春 (講談社X文庫―ホワイトハート)
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