ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その109 » Whose?(楠桂)

726 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 14:50:44
楠桂の短編漫画。ややうろ覚え。

美術部の同期四人が、作品をコンクールに出品する。
受賞したのは三人。選から漏れてしまった主人公(男)は
なんとなく鬱屈しつつも表面はさり気ないそぶりを装ってまったり高校生活を続ける。
そんな中、受賞した三人のうちの一人A子が暴漢に襲われて、
目をナイフで切りつけられる怪我をした。
犯人は醜いお面をかぶり、自分達の高校の制服を着ていたという。

次にやはり受賞したB男が同じように襲われて腕の骨を折る怪我をした。
「狙われているのは美術部員?」という話になり、
主人公は周囲から残りの受賞者C子を守るよう依頼される。

もともと神経質なC子は日増しにヒステリックになり、
主人公もややうんざりする中、C子が校内で何者かに階段から突き飛ばされる。
保健室に迎えに来た主人公に、半狂乱になったC子は叫ぶ。
「前々から聞きたかったけど、なんで友人が襲われてるのに笑ってんのよ!!!」
周りはC子の過剰な言動に呆れ、C子本人もそれに耐えられずに美術部を退部する。

結局、美術部には主人公一人が残された
誰もいない美術部で主人公は一人荒れ狂う気持ちを吐き出す。
「何で、何でこうなった!俺は思っただけだ!
 A子の目が見えなくなればいいと! B男の腕が使えなくなればいいと!
 C子が絵を描くのをやめてしまえばいいと!」

「そして、こんなことを思う自分なんかいなくなってしまえばいいと!」
振り向くと、醜い顔の男が立っていた。
ナイフを振りかざすその胸には主人公と同じネームプレートが・・・
「俺は、思っただけなのに・・・」というモノローグでエンド

収録されていた単行本が「八神君の家庭の事情」という
ギャグ漫画の巻末だったので、後味の悪さが増した。


727 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 15:00:28
犯人もいなくなってむしろすっきり。

728 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 15:12:59
乙!楠桂じたいは初期はホラー漫画主体の人だったから、
まあそういうのも描くだろうなと心構えができるだろうけど
ギャグ漫画の巻末だと油断してるから結構ズシンと来るかもね

729 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 17:10:07
>>727
すっきりされてしまった(笑)
主人公が犯人というか、主人公の黒い気持ちが「もう一人の自分」になって
犯行をしたわけだけど、黒い気持ちを隠して明るく振舞うって
自分にも身に覚えがあるので(主人公ほどまでじゃないが)、
読んだ当初は結構落ち込んだので、書き込んでみた次第。

 

八神くんの家庭の事情 (4) (小学館文庫)
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八神くんの家族の事情 7 (少年サンデーコミックス)
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