ジーニー

730 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 17:14:59
現代の狼少女(狼に育てられたという四足歩行で言葉も話せない少年にちなんで)
と言われた海外で本当にあった話が後味悪かった。
うろ覚えだけど。

両親に虐待されていたメアリー(仮)が保護されたのは、彼女が10歳になるかならないかの頃だったと思う。
どういうキッカケで発見、保護されたのかは忘れた。
メアリーの両親は、生まれたばかりの彼女を部屋に閉じ込め、成長するとベットに繋いだ。
メアリーが自分以外の誰かと接するのは、両親が食事を運んでくる時だけ。
その時も両親は淡々と食事させるだけで、メアリーに話しかけたりすることも無かった。
そのせいで、保護された直後のメアリーは歩く事も出来ず、言葉も話せず、オムツが必要だった。
メアリーは3メートル以上離れた所にある物を見る事が出来なかった。
3メートルはベットから部屋の壁までの距離。
政府はメアリーを研究するために資金援助して、メアリーを里親に預けた。
優しい里親に引き取られたメアリーは、徐々に言葉を覚え、何とか歩けるようにもなり、人間らしい感情も芽生えた。
スクールバスの運転手にラブレターを書くくらい回復した。
ところが、政府が援助の打ち切りを決めた。
里親は、政府からの資金援助がなくなったことで、メアリーを手放さなければならなくなった。
メアリーは別の里親に引き取られていった。
新しい里親に引き取られたメアリーは、ある日、食事中に皿をひっくり返してしまった。
それに怒った里親はメアリーを怒鳴りつけた。
この出来事がキッカケで、メアリーは再び心を閉ざし、結局施設に送られることになった。

って話。
優しい里親のもとでハッピーエンドかと思ったら、結局は社会復帰出来ずに施設送り。
現実は甘くないなと思った。


731 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 18:39:48
後味悪いな…結局国と大人達に振り回されただけだね
最初の里親も後味悪そうだ

732 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 20:34:23
政府からの資金援助がなくなったからって、手放さなくてはならない
てのもイマイチ理解できんな。
そんなんなら端から里親になどならなければいいと思うが。

733 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 20:47:53
>>732
貧しい家なりの事情があるんだろう
そこは責めてもしかたない

735 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 21:15:03
>>732
里親・里子と、養親・養子は別物だよ。
(外国だとまた日本とは制度が違うかも知れないけど。)

養子は完全に自分ちの子供として引き取って 自分ちの稼ぎで育てるけど、
里親っていうのは児童養護施設なんかと並列的なもので、
子供ばっかり集めた集団生活で育つと通常の家庭というものを
経験できないまま大人になってしまうから、
行政側が一定の養育費を与えた上で 里親として登録してある個人家庭に世話を委託し
家庭というもののを知る子に育ててあげよう、みたいな制度。
18歳とか自活できる年齢になったら、委託が終了して子供は独立。
(もっとも、何年か里親をやってそのまま養子縁組に移行するケースも多いけど。)

だから、里親で、当初提示された補助金の額を前提に引き受けていたのが
いきなり打ち切られて「この子の担当を続けるんなら、あとは自分で補ってください」となったら、
余裕がある訳じゃない家庭だと「無理です、なんで途中からそんな条件変更をするんだ!?」
でギブアップするのも、やむを得ないところがあるだろう。


737 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 21:24:18
ちなみに、日本ではどうしても養子願望が強くて、
どうせ施設から子供の養育を引き受けるなら
単なる里子ではなくて ゆくゆくは養子縁組を…って希望の夫婦が多いけど、
海外だとわりと純然たる里親もポピュラーだと聞く。

739 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/26(月) 22:08:56
>>735
それは知らんかったわ。
要するに里親という仕事なんだな。

 

隔絶された少女の記録(書籍)
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