ホーム » テレビ » ドラマ/ら行 » LAW & ORDER:犯罪心理捜査班/シーズン2第6話「不正な薬品処理」

516 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/18(月) 00:16:48
アメリカの刑事ドラマ「ロー&オーダー Criminal Intent」からの1エピソード

ある輸送会社のトラックが薬局に薬を配達する道中襲撃に遭い、
トラックに乗っていた従業員二名が殺害され
薬数キロを盗まれるという事件を捜査することになった主人公一行。
なんだかんだで犯行グループを逮捕するのだがこの下りは大して重要じゃないので割愛

犯行グループは事前に薬局数店舗名義の偽の発注書を作り高値で売れる薬を大量発注したと供述するのだが、
名義を使用された薬局の中で一店舗のみ「この発注書は本物だ」と食い違う証言をしていた店舗があった。
何故うそを言ったのか?
正直に「偽の発注書だ」と証言すればこのケースの重要な参考人となり、
捜査への協力を求められ店の情報も詳しく調べられる。そうなっては困る事情があったのだ。
疑惑を抱いた主人公が薬局を調べてみると、4年前から薬の仕入れの20倍の売上をあげていることが発覚する。
実際に薬局から薬を買っていた男性に話を聞いてみると、妻のがんが発覚してから二年間
その薬局の抗がん剤を使っていたが、まったく効き目はなく苦しい思いをして亡くなってしまったという。
彼の妻はごく初期にがんを発見し、手術後死亡するまでに二年間という期間があいていた。
病院側も楽観的だったし本来であれば治癒しているはずのケースだった。
「薬が水増しされていたのだ」と確信を得る主人公。
その薬局の抗がん剤を使用していて亡くなったがん患者数人の遺族に許可を取り、埋葬されていた遺体を解剖する。
それら遺体からは本来検出されるはずの抗がん剤の成分がほぼ検出されなかった。
水のように薄められた抗がん剤を処方されていたのだ。
「正しく薬を処方されていれば今も生きていた患者が大勢いたわ」検視官は言う。
その中で一体のみ、逆に非常に高濃度の薬品が検出された遺体があった。
先日聞き込み捜査に協力してくれた男性の妻だった。


517 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/18(月) 00:18:30
再び男性の自宅を訪ねる主人公。緊張し、どこか覚悟を決めた様子の男性に告げる。
「非常に言いにくいんですが、奥さんが薬物治療の甲斐なく亡くなった理由が分かりました。
抗がん剤が水増しされていたんです」
驚愕と絶望の表情で顔を歪め、「なんてことだ」と涙を流し始める男性。
「違うことを告げられると思いましたか?奥さんの自殺ほう助の件を追及されると?」
「とても初期にがんが見つかって、すぐに手術をしたんだ。医者は『運がいい』と言っていた。
 だが抗がん剤がまったく効かず、妻は二年間も激しい苦痛を…病状は悪くなる一方で、私たちは話し合って
 二人で決めたんだ。残っていた薬すべてを点滴に詰め込んだ。入りきらなかった分は注射で打った。
 はじめは具合が悪そうにしていて、そのうち意識がなくなって、二日後、妻は死んだ。
 私たち二人きりで、誰にも頼れなかったんだ」
男性は自らの顔を覆った。
「なんてことだ……私は無駄に妻を殺したのか……」

被害者たちの遺体は動かぬ証拠になるが、これを証拠に薬局を追求すると
この男性を自殺ほう助の罪で裁かなくてはならなくなる。
主人公はなんとか遺体を直接証拠にせずに上手く心理戦で薬局の店長を攻め落とすんだけど、まあそこらへんは割愛
とにかくこの男性が可哀想で後味悪くてやりきれなかった
ちゃんとした薬を使っていれば奥さんは確実に今も生きていたし、直接言葉ではっきり言ってなかったけど
「以前妻の薬をそこで買っていて、今は自分の薬を買ってる」と証言していて
男性も今がんを患っていることを匂わせていて、なおかつそこの薬を使用していたらしく…
店長を追及するときの主人公の「薬が彼女の心臓や肺を蝕むまで二日もかかったんだ。あんなに大量の薬を
体に詰め込んでなお、彼女が死を迎えるまでに二日かかった」という怒りに満ちた言葉が印象的だった


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