ある子供
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713 名前:ある子供1/2くらい? :2010/01/28(木) 09:11:51
- フランス映画「ある子供」
20歳のブルーノは無職でホームレスで子供達に泥棒させて上前をはねて暮らしてる典型的屑男。
なのにイケメンなので彼女はいる。
彼女のソニア(18歳)はブルーノとの子供の出産のために入院していたが、
退院して赤ん坊を抱いて自分の家に帰ったら見知らぬ裸の男女が中にいて自分の部屋なのに入れない。
ブルーノが彼女の部屋を勝手にラブホとして貸し出していたから。そんな酷い彼氏なのにソニアはブルーノと結婚して真面目な生活をすることをけなげに望んでいた。
ブルーノは自分の子供を見せられても父親の自覚が全くわかない。
それどころか疎ましく感じてしまう。ブルーノは隙を見て赤ん坊を連れ出し、仲間に売り飛ばしてしまう。
子供は金持ちの家に養子として売られる手はずになる。これでソニアと楽しい生活に戻れると思い、
子供を売り飛ばした事をソニアに告げるブルーノ。
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714 名前:ある子供2/2 :2010/01/28(木) 09:18:05
- ショックを受け昏倒するソニア。
それを見てまずいと思ったブルーノは仲間の許へ行き
赤ん坊を返してもらう。しかし仲間達は赤ん坊を金持ちに売る手はずは
もうついていたので、損害が出たと主張する。
仲間達は、その損害を埋め合わせろとブルーノを脅迫する。仕方ないので子供達を前よりもこき使って金を集めようとする
ブルーノ。自ら子供と一緒にスリ稼業にせいを出していた。
しかしその途中で子供だけ警察に捕まってしまう。子供を見捨てるわけにもいかずブルーノは警察に自首した。
実刑をくらい刑務所送りになるブルーノ。ラストシーンは刑務所でソニアと面会し、
二人で泣き崩れるところ。なんていうかブルーノが屑過ぎて救いがなんにも無くて
鬱になる映画だった。「ある子供」とはブルーノの子供のことではなく
ブルーノ自身のことだと思う。普通の映画みたいに劇的な
物語があるわけでもなくたんたんと屑の人生を描いていた。
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715 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 10:02:08
- 結局赤ん坊は戻らなかったのかな?
ソニアが可哀想すぎる
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716 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 10:22:44
- 赤子自体は金持ち宅の方が幸せになれるかも知れないけどね。
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717 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 11:01:56
- >>715
赤ん坊は返してもらえました。
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718 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 11:05:20
- >>714
あらすじだけ聞いてると、心底か同かは知らんが、
少しは改心したっぽくてそれほど後味悪いとも思わないが。
もちろんスッキリはしないし、映像で見れば後味悪いのかもしれないな。
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719 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 11:09:52
- 屑が罰を受けたってことで後味は悪くないな。
捕まった子どもを見捨てなかったってことは少しはイイ部分もあったってことじゃん。
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720 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 11:37:08
- そうですね。確かにあらすじだけ聞くと罰を受けただけって
感じですね。映像で見ると、この監督ってあまり映画っぽい
演出をしないで淡々とそのまま描いてる感じに仕上げるんです。
例えば階段を下りるシーンとか、普通の映画なら適当に
カット割りしますけど、この監督は人が階段を下り切るまで
撮りっぱなしみたいな。
で、物語も劇的な演出はないんです。
だから現実に駄目な人がいてその人生がどんどん駄目になってくのを
ただ見てるだけって感じにさせられます。
だから後味悪いって思ったのかもしれません。
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722 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 14:20:16
- 「ある子供」で個人的に後味悪かったのは、
「ある子供」の主人公=「イゴールの約束」の主人公をイメージしたっぽい事以下、「イゴールの約束」あらすじ
(監督、主演ともに「ある子供」と同じ)
イゴールは15歳。自動車整備工となるべく修行中だが、父親からの頻繁な呼び出しのためにクビ寸前。
なぜそんなにも父が呼び出すかというと、父は外国人の不法入国を仲介していて、その手伝いをさせるから。
経営するアパートも不法入国者だらけで、仕事の斡旋やらピンハネ等、どうしても手が足りないのだ。
整備工が夢のイゴールにとってはいい迷惑だったが、大好きな父には逆らえない。
黙々と父に従っていたある日、一人の店子(不法滞在中のアフリカ人)がアパートの修繕中、高所から落ちてしまう。
「早く病院へ!」と焦るイゴールに反し、罪の発覚を恐れて父は静観。
結局店子はイゴールに「妻と赤ん坊を頼む」と言い残し、死んでしまう。
その死体を壁に塗り込め、「借金苦の失踪」と伝える父。
しかし、遺言を受けたイゴールは罪悪感に苦しみ、同時に店子の妻子が気になって仕方がない。
「夫を待つ!」と頑なに主張し、追い出したい父と対立する妻を何かと庇ってしまう。
遂にはマフィアへ売られそうになった妻子を連れて家出までする。
「戻ってくれ」という父の哀願を泣きながら拒み、妻子に尽くすイゴール。
やがて紆余曲折を経て、妻子はイタリアに住む親戚を頼る事になった。
目的地までの切符を買ってやり、見送るためにイゴールは妻子とフォームへ向かう。
そして、あと少しで列車に乗る、という時。
妻の背へ、「あなたの夫は死んでいる」とイゴールは告げた。
堰を切ったように全てを語り泣くイゴールと、無言の妻。
やがて妻はフォームと反対方向へ歩き出し、イゴールもそれに倣ってエンド。この後どうなったかは不明。
ただ、イゴールが >>713-714状態となっていたら後味悪いと思う。
加えて、この監督は最新作でまたイゴール役の俳優を使ったんだけど、それはジャンキーの役。
イゴールの転落は止まらない。
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723 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 14:56:12
- その俳優もよっぽどクズ役の演じ手として惚れ込まれたんだなw
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725 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 15:34:36
- 最後にどーん!とくるどんでん返し的な後味の悪さじゃなく、全編に漂うじんわりとした救いのなさが
後味悪いって感じですね。
>722さんもありがとう。こんど機会があったら観てみよう
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727 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 17:13:17
- イゴールの転落は止まらない。で笑ってしまった
まさに>>723だな。
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728 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 19:08:35
- その監督とイゴール役の奴が出来てるって知ってた?