ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その111 » 代打屋トーゴー(たかもちげん)

729 名前:1/2 :2010/01/28(木) 22:13:54
たかもちげんの漫画「代打屋トーゴー」の1エピソード

とあるショッピングセンターにはパトカーの来訪が絶えない。
というのも、その店では万引き犯を捕まえる度に一切の例外も無く警察に通報、引渡しをするからだ。
泣き落としも弁解も聞かずに警察を呼ぶショッピングセンターの社長には、
万引き犯を心の底から憎悪する理由があった。

彼がまだ小さな商店を開いて間もない頃、捕まえた万引き犯の女が語る不運な人生と生活苦の訴えにほだされて、
万引きを見逃したばかりかその後も何度か生活の相談に乗ってあげることがあった。
しかしこれはその女の手口で、社長が事務所で相談に乗っている間に
その女の子供二人(小学生の兄弟)が手薄になった店内で様々な品物を万引きしていたのだ。
ある時、社長の息子(こちらも小学生)がその万引き現場を発見。
逃げる兄弟を追いかけて店の外に出た時、折悪しく走って来た車にはねられて死亡してしまう。
以来、社長は万引き犯を躊躇無く警察に引渡すようになったという経緯。

そんなある日、社長が店内を見回っていると
スーツの袖口、カフスボタンの金具にアクセサリーをぶら下げた男を発見する。
万引きとは断言しにくい状況だが、社長はその男に声をかけ「そのまま店を出たら万引きになるぞ」と告げる。
不快そうな顔をした男は「アクセサリーを眺めているうちにカフスにひっかかっただけでしょう」
「あんたが預かって戻してくれ」と言ってアクセサリーを社長に渡す。
そのアクセサリーをポケットに入れ、社長はいつもどおり他の店に価格調査に出かける。
店内で商品を眺める社長。と、その背後に警備員が近づき「ちょっとポケットの中を見せていただけませんか」と言う。
不審に思いながらもアクセサリーを取り出し「これは私の店の商品で、この店のものではない」と告げる社長。
しかし、値札のタグを見た社長の顔色が変わる。
よくよく見ればそのアクセサリーに付いているタグはこの店固有のタグで社長の店のものではなかった。
狼狽する社長に近寄り「事務所に来てください」と迫る警備員、
もみあいになるうちに逆上した社長は警備員を殴ってしまい、ついには警察に引き渡される羽目に。


730 名前:2/2 :2010/01/28(木) 22:16:21
「あの厳しい社長が万引きで捕まった」という噂は瞬く間に広がり、
店の客足は減り、従業員は次々と辞めていき、ついには店は閉店に追い込まれてしまう。
店を失ってうなだれる社長の元に、一人の男が訪れ「怖いもんですね……万引き一つで全部失う」と言い放つ。
その男はアクセサリーを社長の手に押し付け、
更には他店で警備員に「あの人万引きしましたよ」と示唆した張本人でもあった。
「代打屋」(殺人と営利誘拐以外の全てを請け負うなんでも屋)を名乗るその男の口から語られるのは
この一連の出来事が社長の奥さんからの依頼であるということだった。
愕然とする社長の前に奥さんも現れ「万引き犯にも従業員にも家族にもひたすら厳しく、
人間味を失ってしまったあなたを見ているのが辛かった」
「もう一度最初からやりなおしましょう」と涙ながらに訴える。
やがて社長も男泣きしながら奥さんを抱きしめ、代打屋トーゴーは満足げに立ち去る、という話。

……これ、別に社長悪くないよな。悪いのは盗人だよな。ついでに奥さんの取った手段も酷すぎるよな。


732 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/28(木) 22:28:48
>>730
最悪の妻だな。
やりなおさずに離婚して、逆に訴えりゃいいのに・

しかしこういう女はいそうだ。
道理も正当性も無視して「なんか可哀想だし」ってだけで動くやつ。
で、中年以降の世代はそれ系を支持しやすいんだよな…


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