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227 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/02(金) 14:30:42
小林泰三『人獣細工』
ちょっとうろ覚えなので間違ってる部分もあるかも。

主人公の少女は生まれつき体が弱く、その体のほとんどは他者の臓器を移植したものだった。
手術を手がけたのは少女の父。
しかし彼女は自分の体がおぞましく思えてならなかった。
彼女に移植された臓器は、豚の体から培養されたものだったからだ。
(人間の臓器を豚の体で培養して、少女に移植する)
人間の体の一部を持った豚の姿(耳だけ人間だったり、足だけ人間だったり)を見て
少女は「豚の体で出来た自分は本当に人間と言えるのだろうか」と疑問にかられる。
彼女の唯一の心のよりどころは、生まれつき足にある魚の形の小さなあざ。
このあざだけが彼女が彼女であることを証明してくれるように思えた。

手術を繰り返すのは、どうしても娘を生かしたい父の愛情だと思っていた。
ある時、大事故で輸血が必要になった父。少女は輸血を申し出たが父はそれを激しく拒否する。
「あの豚の血を私に入れるな!」と。

結局父は他界し、一人残された少女は父の研究資料をたどる。
一本のビデオに残されていたのは、母豚の乳に吸い付く子豚たちの姿。
そのうちの一匹には、はっきりと魚の形のあざが映っていた。


228 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/02(金) 19:14:53
少女は体中に醜い手術痕があるんだよね。
親父が雑に縫ったから。

229 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/02(金) 20:38:00
結局その少女も豚だったっていうこと?

230 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/02(金) 20:42:31
>>229
そういうこと

 

人獣細工 (角川ホラー文庫)
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