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423 名前:おにたのぼうし 1/2 :2010/07/13(火) 21:32:48
児童書の絵本だが「おにたの帽子」

鬼太は気の優しい黒鬼の男の子
人間に害なそうとか取って食おうとかは考えない草食系
ある日、病気の母親を看病する貧しい母子家庭を訪れる
おなかを空かせて、寒さを堪えて生活する彼女達を気遣い
角をかくす麦藁帽子をかぶって。
差し入れに赤飯と煮豆を持ち女の子の家へお見舞いに行く鬼太。
穏やかな時間を過ごす中、女の子がふと節分の事を口に出す。
「うちは貧乏だから豆まきが出来ない。鬼がいなくなれば
お母さんの病気も治るのに」

気の優しい、鬼太はショックを受け悲しみを露にする。
鬼太が鬼と気づかず、無邪気かつ残酷な呟きをした少女に
「悪い鬼ばかりじゃないのに…」と訴えた後、その場から帰ってしまう。

女の子が「さっきの男の子、どこに行ったのだろう」…と家の外に出ると、
鬼太の姿は無く被っていた大きな麦藁帽子が外の地面に落ちている。
不思議がって帽子を拾うと、その下から黒い豆が。
「お豆だ、これでうちも豆まきが出来る」と喜び鬼太が身を変えた(と思われる)
黒豆で「鬼は外、福は内」豆まきする少女。
その後の鬼太の描写はなく…というラスト。


424 名前:おにたのぼうし 2/2 :2010/07/13(火) 21:33:40
人間に好意的な、でもむくわれない鬼太、
それと知らず、好意を踏みつける様な残酷な返答・行動をする少女
泣いた赤鬼も後味悪いけど、これは全体的にしんみりとした静かな雰囲気で
挿絵もいわさきちひろの物悲しい水彩絵で悲壮感がハンパない。

「鬼にも良い子がいる、と知った少女と鬼の少年が打ち解けハッピーエンド」を想像していた分、後味悪い。
最後まで少女が鬼太に気づかず、しかも鬼太豆で豆まきしても母親が治癒し金持ちになったという
描写もなく、後味悪さが際立つ。

こんな地味に救いの無い話が子供の見る児童書だというのも後味悪い。
作品としては良いのかも知れないが、不条理すぎる。
女の子も無知、無邪気ってだけで母親思いの大人しい良さそうな子だけに余計に歯がゆいわ…。
単に性格の悪い自己中な子って設定ならまだ割り切れたのに。

※昔の記憶だから詳細ちがうかも。名前も漢字にしてもうたけどひらがなだった気も


425 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/13(火) 21:43:16
>>424
鬼が豆に姿を変えたと思ってる時点で相当メルヘンな奴だな。
鬼はせめて豆まきでもできるように、被っていた帽子に豆を入れて去っていったって事だと思うぞ。

426 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/13(火) 21:47:12
「黒い豆」なのでてっきり姿を変えたのかと
普通、節分の豆って黄色い大豆だし、わざわざ黒豆とする時点で
作者の意図的には鬼太=黒豆だったのかなあって

でも置き土産で豆おいたって解釈だと切なさ半減ですむ
子供の頃読んでトラウマ気味だったんだよ
後味悪くない話なんだったらごめん>おにたのぼうし


427 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/13(火) 22:02:25
wikiソースで悪いが、節分は一部地域を除いて大豆が使われる、ってのは載っていたが、
黒豆=黒大豆なんで、もしかしたら黒豆を節分に使う地方もあるのかも・・・
遙か昔はかち栗や米なんかも使われてたみたいだし。
とはいえ、児童書で敢えて「黒豆」としているからには、
やっぱりそこには作者が何らかの意図を持っていたんだろうね。

後味悪いってよりは切ない感じだ。

 

おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)
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