ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その116 » メディア(山岸凉子)

218 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/14(火) 03:00:20
山岸涼子の漫画で「メディア」漫画手元にないからウロでごめん。

A子は短大生で母親と二人暮らし(父親は仕事だか女作っただかで帰ってこない)
母親は子離れできていなくA子もなんとなく親離れできずにいた。
母親は自分の考えを押し付けるタイプでA子はそれを少し重荷に感じていた。
ある夜、A子は母親の顔をした魚を切り刻む夢を見る。
このままでいたら自分が母親を殺してしまうかも知れない。そう思ったA子は自立することを決意する。
友達の紹介でアルバイトを始め英語の勉強をし母親に内緒で留学する準備をしていた。
やがて正月になり巫女のバイトをしているA子の前に母親が現れた。
試験の通知(TOEIC?)が自宅に届きバレてしまったのだ。
こんなもの受けてどうするつもりなのか。A子も父親と同じだと罵る。
全部決まってから話すつもりだったというA子の言い訳にも耳を傾けない。
以来二人の仲は気まずくなってしまった。
A子は心が折れそうになるが自分を奮い立たせ勉強に励んだ。
母親もA子の考えを認めるようなそぶりをみせる。母親が理解してくれたと喜ぶA子。
そして出発の日。荷物をまとめ家を出ようとしたとき母親が「梅干しはもって行かなくて平気?」ときいた。
荷物になるし断ろうとしたが母親の寂しそうな背中を見て「じゃあ貰って行く」と答え母親に近付いた。
その時A子の腹部に包丁が突き立てられた。A子が自分の元から離れていくのが耐えられない母親が刺したのだった。
A子は倒れ助けを求めるように母親の名を呼びEND。
A子は母親に嘘をついたことに罪悪感を感じたり、仲が悪くなったときには涙を流したり母親のことを大切に思っていた。
最後の梅干しのくだりも自分がこういう態度を取ったらA子は断れないだろうと思って実行した母親が後味悪かった。


220 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/14(火) 10:47:24
>>218
ギリシャ神話のメディアは、他の女に走った夫への当てつけ的に
「どうだ、見たか、お前の子供を殺してやったぞ!」みたいな感じで幼児を殺めていて
子供本体の人格に対する特段の憎しみは無いけど、
その話だと、どちらかというと白雪姫の母コンプレックスみたいに
成長し輝いてくる娘に対する母との軋轢って面が大きそうに見える。

221 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/14(火) 11:39:21
>>220
218ではないけど補足。A子を刺し殺した後、A子母は泣きながら
「お母さんA子に捨てられるの耐えられないの、ごめんねお母さんも一緒にいくからね」
という科白と、A子が短大の授業で受けていた女性学の講義内容のナレーションが入る。
「アメリカにおいて結婚とは男対女の…子供はその派生物に過ぎず…」
「日本の子殺しは女が母親役にしがみついた時…」

母親は良妻賢母だが人として確立してないというか、依存心が強くて女としての魅力は乏しい。
夫が女を作り外に行ってしまっても家庭内を完璧に仕上げる事しか出来ない。
A子がめった刺しにされた後、「お母さ~~~ん」と小さい吹き出しで科白が入るのが痛々しかった。

 

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