サイコドクターあばれ旅

566 名前:本当にあった怖い名無し ;2010/09/27(月) 00:21:41
昔の病院であったらしい話を思い出した。

大けがをした少年が病院に担ぎ込まれた。
連れてきた親は「少年はちょっと頭がおかしくて手に負えないから、
怪我の治療もかねて入院させてほしい」と言う。
病院は承諾して少年を受け入れた。

が、事実はちょっと違った。
両親は「この世は宇宙人に支配されている!」と信じている真性電波夫婦で、
「外に出るのは危険だから」と子供達を家に閉じ込めていた。
しかし末っ子(だったか?)の少年は親の命令を聞かず、学校に行きたがった。
「学校に行きたがるのは宇宙人に取り憑かれてるからだ!」と判断した親は、
宇宙人を追い払うと称して暴行し、普段は物置に閉じ込めていた。
それでも態度の変わらない少年に業を煮やし、親が少年に火をつけた。
で、大けがをして慌てて病院に運び込んだのだった。


567 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 00:22:43
やっと家族から解放された少年は大喜び。
しかし電波以外とろくにコミュニケーションをとっていなかった少年は、病院の厄介者だった。
同室の患者にしつこくじゃれついたり時間を問わず大声でしゃべり続けたり…
少年の扱いに困った病院は、「やっぱり家族は一緒にいるべきだ」と迎えに来た親にそのまま引き渡した。
以降、少年がどうなったかはわからない。

電波の中で一人だけまともってのはそれはもう苦しい状態だったと思う。
やっと保護されるのかと思ったら、また放り出されるし…事実だけにひどく苦い気持ちになった。


568 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 00:39:36
でもそんなウザガキの面倒見るのは自分は嫌だ
かわいそう、ひどい!!と言う奴は自分で責任持って面倒見ればいい

569 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 01:00:32
家庭内だけで完結してほしいよな
通り魔とかが不幸な境遇で育った、みたいなニュースを見ると
頼むから自分の親を殺して勝手に昇華してくれって思う

570 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 01:07:22
確かこのページが元ネタだったかな
http://psychodoc.eek.jp/abare/

ほかにも10代の頃に入院して家族が誰も引き取りに来ず何十年も経過した老婆の話や、
ホルモンの少ない患者と多い患者をくっつければ一挙両得じゃないかと考えて、
摘出元の患者につながったまま、別の患者に睾丸を移植して
結局二人とも死んじゃったとか怖い話が満載だった。


571 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 08:26:39
そのサイトの「おじろく」「おばさ」の制度の説明にぞっとした。
ttp://psychodoc.eek.jp/abare/ojiroku.html

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576 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 15:12:17
>>571
でも、全ての子供に等分に田畑を分け与えて独立させてたら、
孫の代くらいであっという間にみんな共倒れだと思うよ。

農村に限らず、武士でも「部屋住み」の悲哀は
よく時代劇なんかでもネタになるところだし。

ただ、「御曹司」みたいに
同じ「家督相続権のない次男以下の部屋住み」を指す言葉であっても
「裕福な家の気楽なボンボン」的な恵まれた立場のイメージのものもあるし、
不遇かどうかは相続権の有無というより
結局はその一家のパイ全体の大きさによる部分も大きいんじゃないかと。


578 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 17:45:17
>>576
武士とかそういうのとまた全然違うだろう。
おじろく・おばさの恐ろしさは、ほんのちょっと前にあった事実ってところだ。
自分が普通に生きてる時代のほんの少し前に、そんな制度が残ってるとは…っておぞましさだな。

イスラム圏でレイプされた女の子が「男と交わった」罪で死刑にされて、
レイプ犯は無罪放免される制度が今も残ってると聞いてぞっとするのと同じ感覚。


579 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 18:05:08
武士の場合は独立とか家を出ることは許されてたらしいな
次男以下だから手に職を、とか剣の道場を開く、とか読んだことあるし
おじおばはそういう自由すらよく思われてないのが怖い

580 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 18:10:23
逃げ道がないのを嘆く意識も育ってないってことだもんな

583 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/27(月) 21:00:16
おじろく・おばさに関しては実際は末子相続というものがあってだな