ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その118 » 河童の三平(水木しげる)

383 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/21(日) 22:13:32
河童の三平は水木しげる作の漫画で、少年河原三平と三平そっくりの河童のかん平の冒険活劇漫画
地下世界を探険したり、水泳のオリンピック選考大会に出たり色々ある

最終回、行方不明だった母親が見つかり親子二人で暮らすことになる三平
しかし病弱な母は働けず、三平が小学生でありながら一家を支えることになる
見つけた仕事はハエ捕りで、雇い主はなんと大蜘蛛
元は人間だったが、蜘蛛の国に迷い込んだ結果、大蜘蛛に変化してしまい、食事がハエしか取れなくなったのだ
毎日ゴミ捨て場や魚屋を回りハエを捕る三平
ある日、ハエ捕りに出かけた三平は、行きつけの魚屋から商品を盗む猫たちを退治するよう頼まれる
現れた猫たちに果敢に挑む三平だが、逆にボコボコにされた上、猫たちの暮らす猫町へ連れ去られる
牢屋に入れられた三平は、同じく猫たちにさらわれ数十年とい老人と出会う
老人が言うには、猫町は猫しか市民権を持つことができないため、牢屋を出るには猫になるしかない
何年も耳を引っ張り続けて尖らせたり、猫の真似をする老人に別れを告げ、牢屋から脱走する三平
猫たちの追手を振り切り‥‥‥

頁をめくると崖下で落石に潰された三平が!

その横に呆然と立つ三平(幽霊)を死神が迎えに来る
元々知り合いだった死神に頼み、河童のかん平に会いに行く三平
「僕が死んだらお母さんが悲しむ、僕の代わりにお母さんのとこで暮らしてくれ」
そう頼むと三平は、死神とともにあの世へと旅立った

かん平は遺言どおり三平の母親と暮らすが、小学校を卒業する時に母親より
「今までありがとう、もう河童の国へお帰りなさい」と言われる
最初から全て悟っていた母親は周囲に、
「学校に行ったりしているのは河童の三平だけれど、何も言わずに三平として接してやってください」
と頼んでいたのだ
家を後にするかん平の後ろ姿で話は終わる

河童の三平は後味の良くないエピソードばかりなんだけど、最後までこれかよ‥‥


384 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/21(日) 22:21:20
何一つ救われない・・・

386 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/21(日) 22:41:43
悲劇ではあるが美談でもある。なのにかん平でステッキ爺さんの映像に変化してしまった。
ついでに腰を激しくうごかす得ろがっぱ三平も出現してきたが、それはそれで水木世界では
正解なんだと気付く。三平の死が人間の分際で精霊の神秘の世界を侵した罰だとも。

 

河童の三平 (ちくま文庫)
河童の三平 (ちくま文庫)
河童の三平 上  貸本まんが復刻版 (角川文庫)(全3巻)
河童の三平 上 貸本まんが復刻版
(角川文庫)(全3巻)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...