ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その118 » タイム・リミット(関よしみ)

441 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/23(火) 13:11:55
同じ関よしみの話を思い出した。うろ覚えだけど。

割と最近の話で、舞台は1999年。
懐かしの、所謂「2000年問題」が話題になっていて
主人公(小学生)の母親は、2000年問題の怪しいセミナーに参加し、すっかりその危険性に飲み込まれてしまった。
世界各地の原子力発電所が誤作動を起こし、各地で核爆発を引き起こして
人類は滅亡の危機に立たされてしまうのだと言って聞かない。
家族は何も起きないだろうと説得するが、母親はその日から変わった。
非常食を買い込み、ローソクや水を貯蓄するまでならまだしも、家庭菜園や家畜まで飼いだしてしまい
週末には号泣しながら、2000年問題を提起するビラを配る始末。完全に洗脳されてしまっていたのだ。
主人公達家族も半ば諦めていた。

そんな中、主人公の兄(中3受験生)が2000年問題に興味を持ち、母親に協力するようになる。
教育ママだった母が自分の勉強そっちのけで、ここまで必死になっている。
どうせ2000年になると、受験どころの騒ぎではなくなるのだ。
そういう話を同級生にも広め、同級生達は勉強もしなくなった。
街には物販品がなくなりつつあった。
いつの間にか、主人公の街では住民達が年末に向けての準備を進めていたのだった。
そう、母親が住民達に年末に予想されている大惨事を言いふらしたのだ。

そんな中、2000年問題騒動に奔走し、勉強に手をつけていなかった兄は
決まっていた推薦が取り消しになってしまう。
しかし、どうせ来年はないんだから…と開き直る兄だったが、
世界中の原子力発電所が年末年始には運転を休止するという知らせが入る。
母は胸をなでおろした。あれだけ心配していた核爆発は、きっと起きないのだ。
兄が推薦が取り消しになったことを知らせると、母は激怒。教育ママモードに戻ってしまった。兄はキレた。
誰のせいでこんなことになっているんだ!と激昂し、母親を殺害してしまう。

そして世界は年末を迎えた。原子力発電は、休止操作が間に合わず活動したまま年末になったようだ。
世界の各地で大規模な停電が起きていた。そして、2000年になった瞬間日本も停電したところでEND

 

関よしみ傑作集マッドハウス (ホラーMコミック文庫)
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