金子みすず
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106 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/20(月) 13:59:28
- 日本でそれに近いのが「わたしと小鳥とすず」で有名な
童謡詩人金子みすず(1903-1930)の人生だよね山口県の比較的裕福な家庭(親族経営の書店支店長)に生まれ
兄はその書店経営の叔母(母親の妹)夫婦の養子だった
それが3歳で父親が不慮の死。
程なく叔母も死んで、残った母と叔父が結婚。
(兄とは実の兄妹でありながら義理の兄妹でもある)非常に聡明で高等女学校を卒業後、童謡や詩作を
多数投稿して西條八十から「若手の巨星」と賞賛されていたが
義父(叔父)が経営している書店の番頭格と結婚し
一女をもうけるのの、夫が兄と不仲になり
叔父自身からも冷遇され、女性問題も起こして書店を解雇される。その時も、みすずは夫に従うも、夫は自棄になって放蕩を尽くし
みすずの聡明さと名声を妬んで、一切の詩の投稿も、詩人仲間との
交遊も禁じてしまった上に、放蕩で感染した淋病をみすずにうつしてしまう。ここへきてやっとみすずは離婚手続きを始めるが
娘の親権を、夫側は頑として譲らず(当時は絶対的男性優位)
娘はほぼ夫側に取られる可能性が高かった。で、みすずは「実家の母に娘の託すこと」を懇願した遺書を残して自殺。享年26歳
写真を見ると、とても綺麗な女性で、なおのこと哀れだよ
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111 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/20(月) 18:37:38
- みすゞさんは、自殺した当時、「金持ち娘(出戻り)の身勝手な死」として地元新聞に取りざたされたんだよね。
彼女の遺書の「今夜の月のように私の心も静かです」の一節は、悲し過ぎて後味が悪い('A`)
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113 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/20(月) 20:30:24
- 金子みすずの弟はずっと姉のことを従姉だと思っててみすずに恋をしてしまうんだよね。
そのエピソードもすごく悲しかった。