康子(武富健治)

907 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/16(月) 07:32:37.43
上の方に出てる「まんぼう」も「鈴木先生」の人だよね。
この作者の作品って、ほとんどが説明し難いいやーな雰囲気。
こんな事ずっと考えていて、頭おかしくならないのかな。

同じ作者の短編。題名失念、

ヒロインは高校生で、美人でもブスでもない地味子。
地味子は最近、同級生に告白されて、一緒に毎朝同じ電車で登校している。
彼とは話が合うし、電車が揺れた時に彼と身体が触れ合ったときの
ときめきが地味子にとっては幸せだった。
でも地味子は彼を他の級友に紹介しようとは思ってなかった。
彼は地味メンだったから。対外的に自慢出来る様な感じではなかったから。


908 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/16(月) 07:37:20.46
彼も地味子の事を「控えめなところが好きだ」みたいな事を言って褒める。

でも地味子は気づいてしまった。彼だって、地味子がもっと華やかで
美人で、人の真ん中にいつもいるような女性だったら気後れして
告白なんてできなかったはずだってことに。

それに地味子も、実は同じクラスのイケメンに恋していたのだが、
イケメンと自分は釣り合わないし、告白してきた彼とは
釣り合っているような気がしたので妥協して付き合っていたのだ。

ある日、地味子はくだんのイケメンと廊下でぶつかってしまう。
身体が触れ合った瞬間の、電撃が走るようなときめきこそ、
本当に好きな人に触れ合ったときの気持ちだと悟ってしまう。

地味子は彼を振る事にした。

「自分はまだ若いんだから。妥協でつきあうなんて勿体ない。
イケメンが自分を好きになってくれる可能性は少ないけど、
自分の気持ちに正直に生きることにする。」という結論で。

地味彼哀れw


909 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/16(月) 07:41:24.69
地味子の考え方も分からないではないけど、
最初から「妥協」とか「地味な彼はともだちに自慢できない。」とか
考えてるところが、なんだか嫌だ。自分も地味子の癖に。
最後のコマの、開き直った地味子の笑顔も気持ち悪かった。
男にも女にも共感できない。
地味カップルって気持ち悪いなと思わせる作品でした。

929 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/16(月) 21:51:54.04
>>909
まあまだ若いうちはそんなもんだ。
自分の立ち位置とかプライドとか、くだらないことばかり考える。
妥協とかじゃなくて、外見は同じように地味だけど、その人がいい、その人だから好き、って
思えるようになったら、思春期卒業なんだろうな。

 

掃除当番―武富健治作品集
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