ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その122 » マジンガーZ/ローレライ編(永井豪)

69 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/22(日) 20:04:04.71
マジンガーZ原作版より
主人公兜甲児が祖父から譲り受けた巨大ロボ・マジンガーZを駆り
世界征服を企むドクターヘルの繰り出すロボット軍団と戦う…というのが大筋
(皆知ってるだろうが念のため)
その中の弟シローに絡む話が後味悪い。
ある時シローのクラスにローレライというドイツ人の美少女が転校してくる。
彼女に一目惚れしたシローは放課後さっそく自宅に遊びに行く。
彼女の父シュトロハイム氏はシローがマジンガーの開発者兜博士の孫でパイロット甲児の弟だと知ると
「自分はマジンガーよりもっと強いロボットを作った」とシローを挑発。
帰宅後兄の甲児にその話をするとシュトロハイム氏はロボット工学では有名な教授だったが
ある時を境に姿を消した人だとの事。
その後シュトロハイム博士の元に阿修羅男爵が現れる。
かつて阿修羅男爵の支援を受けて巨大ロボの開発に取り組んできたが
博士は完成するとそれを奪い逃げていたのだった。
まだ完成していないと引き渡しを拒否する博士を撃ち、開発したロボット「ドナウα1」を奪う男爵。
敵ロボ襲撃の報を受け甲児はマジンガー出撃のため研究所へ、
シローは父のところに走るローレライについていく。

70 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/22(日) 20:04:45.78
瓦礫に埋もれ、瀕死のシュトロハイム博士はローレライに秘密を打ち明ける。
それはドナウα1は人工知能を備えたロボットでそれは別に開発し、
ドナウは2つ合わせて初めて完全な戦闘ロボットとなる事。
その人工知能担当のロボットがローレライであり、実の娘のように思うようになった博士が
ローレライが戦いに使われるのが不憫で彼女とドナウを持ち去ったのだった。
シュトロハイム博士は最期に娘のローレライに言い残す。
「マジンガーに勝って私の作ったロボットが最強だと世に証明してくれ」と。
ローレライの頭につけているリボンがドナウとの合体のキーになっており、
一度合体すればローレライは二度と人間には戻れない。
それでもローレライは父のため、シローの制止を振り切り
今までの自分や思い出を捨ててドナウと合体する。
合体したドナウ(=ローレライ)は自我を持ち、阿修羅男爵の指揮から抜け
自らマジンガー=甲児に決闘を挑む。
甲児もまた町を守るため、そして祖父兜博士の誇りのために
弟シローの願い虚しく受けて立つ。
シュトロハイム博士と祖父兜博士の代理戦争でもあるこの闘いは
マジンガーと甲児が勝利、ドナウは爆破された。
「マジンガーの馬鹿野郎、なんで負けてやらないんだよ!」
荒れるシローの足元にはまだ動きを止めていないドナウの小さな部品が
ローレライの歌のようにいつまでも鳴り響いていた――。

71 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/23(月) 00:14:44.78
>>70
正統派の後味悪話、乙でした。
どっちが勝っても悔いが残るのは切ないね。

 

新装版 マジンガーZ オリジナルver.(3) (講談社漫画文庫)
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