ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その122 » 舞姫 テレプシコーラ/第1部(山岸凉子)

209 名前:本当にあった怖い名無し :2011/06/02(木) 20:15:00.21
山岸涼子「テレプシコーラ」第一部

主人公の六花(ゆき)と千花の姉妹はバレエ講師の母のもと幼いころからバレエを習っていた。
おっとりタイプで気弱、身体的にもいまいちな六花とは正反対に
姉の千花は勝気で才能にも恵まれた天才優等生。
千花は主役の座を射止めた発表会で(舞台から降らす)紙の雪の山に足を取られ転倒する。
その時はちょっと靭帯を痛めただけ、リハビリすれば治ると思っていたのだが
最初の医師の誤診で本来メスを入れてはならない部分を手術され
靭帯が伸びて以前のように足を動かせなくなる。
その後誤診に気付いた担当医師の上司の医師が再度手術するが成功はしない。
今度は多額の借金を負って韓国で靭帯の生体移植を行うが
その際にほんのわずかな繊維の切れ端が関節にもぐりこんだとかで
バレエを続けることができなくなってしまう。
自分にはバレエしかないのに練習できなくて下手だった子に追い越されていく屈辱、
人の気も知らず無心に甘え頼ってくる妹、ただ発破をかけてくる母、
成長期に入り動きが悪くなっているのに何もできない焦燥感、
学校でのいじめやネットでの中傷、なにより自身の心が卑屈に歪んでいく絶望感から
遂に追い詰められて最後は何食わぬ顔で登校しながらビルから飛び降りる。

妹主眼だから姉関連はあくまで妹を覚醒させるための1エピソードなんだが
姉の人生はなんだったんだと思うと悲しくなる。
怪我から自殺まで4年(享年14,5歳)
途中バレエの道に見切りをつけ「医者になろうかな」(姉成績超優秀)と呟いたのを
妹は(幼くてSOSに気付けなかったのだけど)軽く流し、
その話を聞いた母も頭ごなしに叱りつけ頑張れ頑張れ押しつけて
追い詰められるさまに泣けてくる。
自殺したので密葬になり、弔問客も
「自殺したら成仏できないって言うわよねえw」とか陰口叩いてるし。


210 名前:本当にあった怖い名無し :2011/06/03(金) 01:19:43.34
>>209
ああ…それ古市で読んで涙止まらなくなってどうしようかと思ったやつだ
なまじ姉が気が強くて弱音を吐かないタイプだっただけに周りも「あの子なら大丈夫」って誤魔化し続けるんだよな
本物の天才だったからバレエの道を諦めて欲しくない周りの気持ちも分からなくも無いんだけど本当に可哀想だった

215 名前:本当にあった怖い名無し :2011/06/03(金) 09:39:18.11
>>209
あの話が二部で終わりなら、空美エピソードが
消化不良になってるのがある意味ですごく後味悪い

 

舞姫 1 テレプシコーラ (MFコミックス)(第1部は全10巻)
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(MFコミックス)(第1部は全10巻)
舞姫 テレプシコーラ 全10巻完結
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