ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その122 » サハラ 女外人部隊/薔薇のスージー(平野仁)

912 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/08(金) 19:43:24.07
なら話題替えに。
「女外人部隊サハラ」 より。
60年代アンゴラ戦線を舞台に国も過去も捨て、命と貞操を賭けて闘う女たちの物語で
メインキャラクター「薔薇のスージー」の過去エピソード。

スージーは一見浅黒い肌の黒人女性だが元々は白人。
アメリカの中流階級生まれで教師やってるようなお嬢様だったけど、
黒人の男性Aと付き合っていた。
スージーはAと結婚するつもりだったし、Aも心からスージーを愛していたが
60年代のアメリカというと現在以上に差別や格差が激しく、
二人が白人と黒人である限り一緒にいる事は困難に思われた。
そこでスージーは二人が一緒にいられる為の画期的な方法を思いつく。
それは薬剤と紫外線で肌を黒く焼き黒人の仲間入りをすること。
白人世界との縁を切り、願いどおりAと結婚したスージー。
黒人社会は彼女を受け入れ絶賛したが、当のAはだんだん無口になり荒れだし、
暴力こそ奮わないものの酒とドラッグに溺れていくA。
何が彼を追い詰めているのか理解できないスージーはなんとか立ち直らせようと
あらゆる説得を試みるが、ある日ついにAは風呂場で自殺する。
自らの血で壁に「生まれてくる子はどうなる?」と書き綴って。
スージーは今までAが抱えていた黒人で生まれたことの苦悩や嘆きを
理解していなかったと初めて気付き絶叫したのだった。


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