ホーム » 小説 » 小説/ま行 » 無明逆流れ(南條範夫)

638 名前:1/2 :2011/07/28(木) 00:08:06.96
漫画シグルイの原作小説駿河城御前試合。
漫画は脚色多いので原作版で。大筋は変わりません。

剣の名門虎眼流の祖・虎眼には一人娘の三重がおり、
弟子の中で特に優秀な藤木か伊良子を婿養子に迎え跡目を譲ろうとしていた。
虎眼は誠実で朴訥な藤木が気に入っていたが、三重は美形の伊良子が好きで
娘の意思を尊重し、婿は伊良子に決まりそうだった。
しかし伊良子は密かに虎眼の妾(妻は既に死んでいて後妻同然)育と通じていた。
伊良子に惚れた育は虎眼に藤木を推したり伊良子にも婿入りを断るよう必死だったが
伊良子ははぐらかしながらも婿入りを断るつもりはなく、二人はずるずる続いていた。


639 名前:2/2 :2011/07/28(木) 00:08:35.68
ある日伊良子は師である虎眼に呼び出される。
遂に婿の座決定かと浮かれて向かった道場には虎眼と藤木、一番弟子の男が待ち構えており
伊良子はリンチまがいの稽古をつけられ失明、片足が不自由になる。
虎眼は二人の密通に気付いていたのだった。
育は伊良子を連れて家を出、藤木が後釜で婿に決まるが
三重は伊良子でなければ嫌だと言い放ち、二人が結ばれる事はなかった。
それからしばらく経ち、伊良子が育を伴い道場に現れる。
あの日以来めくらでびっこの片輪にされて道場を追い出され、
生きる気力を失った伊良子を励まし続け新たなる剣の道を見つけたのは育だった。
育の献身で手に入れた必殺技で伊良子は虎眼を殺害し藤木の左腕を切り落とし
復讐を果たした二人は立ち去る。
その日から藤木は虎眼の仇と虎眼流の名誉のためリベンジに向けて始動するが
三重の伊良子に勝たない限り結婚しないと藤木を悩ませる。
そんな中、駿河大納言忠長(三代将軍家光の弟国千代ね)の命により
御前試合が行われ、そこで再び藤木と伊良子が因縁の対決を迎える事となった。
三重と育、二人の女が見守る中二人は対峙する。
伊良子が必殺の「無明川流れ」を放つも、ずっと研究に明け暮れていた藤木は
見事伊良子に勝利、その首をとる。
しかし次の瞬間、女のうめき声が響き渡る。
育と、そして三重とが伊良子の敗北と同時に自害したのであった。

漫画だと三重は藤木にだんだん心を寄せていく様子が描かれてるんだけど
(結局伊良子の呪縛はとけなかったわけだが)
原作三重は明らかに伊良子に心残しながら結婚をちらつかせて
藤木を利用している嫌な女にしか見えなかったw


640 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 00:12:52.57
>>636-637
ごめん、面白そうなのに理解できない
最後の十代後半の少女って誰?
すまない

641 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 00:18:41.41
>>640
過去を引きずり続けた男の対比として最後に登場したんじゃね?

642 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 01:08:42.96
>>641
なるほど、理解した
有り難う

648 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 13:37:22.50
>>638
よく男が主人公のドラマだと「よし!~さんをどっちがとるか、勝負で決める!」
みたいな展開になるけど、違和感を感じていた。女をどっちがとるか決める権利を
持つのはその女だけなのに。だから女の意志を無視しても無駄って事を描いていて後味良いw
その舞台当時は女の意志なんて全く問題にされてなかっただろうに。

664 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 20:48:48.67
>>638
漫画だと三重は試合の直前までは藤木と割と本気で結婚するつもりだったけど、
藤木の根底にある「武士道」を見せ付けられて、結局藤木も父親と変わらない存在
だったと絶望して死んでたな。

 

駿河城御前試合 (徳間文庫)
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シグルイ 全15巻 完結セット  (チャンピオンREDコミックス)
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