ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その124 » 砂の城(一条ゆかり)

28 名前:本当にあった怖い名無し :2011/08/06(土) 13:38:26.83
姉が持っていた古い少女マンガが後味悪かった。タイトルは「砂の城」。

お屋敷の令嬢と、捨て子の男が幼なじみとして育って恋に落ちる。
二人の交際に反対していた両親も折れて、結婚すっか!となった矢先に
令嬢の両親が事故死、親族の反対で引き裂かれそうになった二人は心中。
でも女だけ助かる。失意のうちに童話作家になって思い出に浸りながら
暮らしていると、男に似た人がいると言われて行ってみる。そしたら本人。
ありがちなことに記憶喪失になっていた男と再会した途端に男が事故死。
しかも葬式で妻子がいることがわかる。
男の妻は後追い自殺してしまい、遺子をなぜか女が引き取ることになる。
残された子供は男の子で、成長するにつれて死んだ男に似ていく少年に心惹かれていき
紆余曲折あって相思相愛に、女は妊娠するが流産、ショックで子供に返る。
結局もとにもどらないまま夢の住人として男の腕の中で死ぬ…
っていう話なんだけど

・少年を引き取ってすぐに、好きだった男の名前(子供からすると父親)に変えさせる
・引き取ったけど母親似で金髪(男は黒髪だった)の子供を愛せず、病気を放置したりする
・母親の話を厳しく禁じるので、女に愛されるために子供は唯一持っていた母の写真を埋める
とかやりたい放題の女。途中で他の男と結婚直前まで行くし。
こんなヒロインが最後は愛されて守られて幸せ、とか後味悪かったわー


30 名前:本当にあった怖い名無し :2011/08/06(土) 14:05:58.78
それだけじゃなくて、少年が「自分の置かれてる境遇の不幸」に
気づいてない感じがいっそう後味悪かったんだと思う。
ラストシーンでも
「子供に戻っちゃった女を見守っていた頃がいちばん幸せだったな~」
みたいに考えてるし。

・母親に捨てられてる
・女に「母」を求めているが絶対に満たされない
・幼少時から女を愛するように刷り込まれている
・ストーカー女がいる
・親友が実はホモで惚れ込まれている
これだけあるのに、気がついてるのはストーカー女だけだからなあ。
しかもこの女に同情して見送り?かなんかしている間に
それを知った女がショックを受けて、そのせいで流産している。

 

砂の城 1 (集英社文庫―コミック版)(全4巻)
砂の城 1
(集英社文庫―コミック版)(全4巻)


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