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188 名前:本当にあった怖い名無し :2011/08/09(火) 17:35:27.74
不二子F不二夫「間引き」

主人公は50代(?)くらいの男性
主人公と妻の関係は冷え切っており、妻は出勤する主人公にカップ麺を渡す
主人公は「俺は働いているから腹が減る」と傲慢な態度をとり、妻は「家にいる私だって大変」と言う

コインロッカーの管理者である主人公が職場へ向かうと、一人の記者がやって来る
記者はロッカーに赤子を捨てるという犯罪の取材のためにやって来ていた
誰かがロッカーに赤子を捨てるのを待ちながら、記者と主人公は世間話をする
そのうち記者は「ロッカーへの子捨ては、今現在深刻化している人口増加を防ぐための間引き」
という仮説を始める。
(鹿の数が増えると、植物が食い尽くされる。それを防ぐのが鹿を減らす「間引き」)

しばらくして、学生のカップルがロッカーに子を捨てようと現われ、主人公と記者はカップルを捕まえる
カップルは「子をどうしようと自分達の勝手だ」と主張した

「愛とは繁殖の手段でしかなく、それが終われば愛は無くなる。
 人工が減れば人類は再び愛を取り戻すかもしれない」と記者は言い、去って行く
主人公は記者の言葉で、冷たくなった妻のことを思い出す
そこへ、妻がやって来る
妻は主人公のために手作りの夜食を持ってきていた
主人公は久々の妻の優しさに涙を流し、夜食を頬張るが、その直後に倒れて死ぬ
妻は主人公を生命保険に入れており、夜食に青酸カリを入れていた
「ごめんね。私だってお腹が空いていたんだもの」

 

ミノタウロスの皿 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)
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(小学館文庫―藤子・F・不二雄
〈異色短編集〉)
藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 1 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)
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SF・異色短編 1


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