スペル

977 名前:本当にあった怖い名無し :2012/01/17(火) 11:53:11.01
「スペル」というホラー映画が適度に後味悪かったな。

銀行に勤めている主人公。次期係長(?)候補として、毎日仕事に明け暮れていた。
そんな彼女の元に、1人の老婆が住宅ローンの相談にやってくる。
支払いの延長はやんわり出来ないと伝えても、しつこく懇願してくる老婆の対応に困り果て
彼女の昇進を推薦する上司に相談するも、上司には断れと一蹴されてしまう。
期限は延ばせないこともないが、目の前にある昇進をみすみす遠ざけるようなことはできない、と
老婆に帰ってくれと言った途端に老婆が激昂。
主人公に謎の呪文を浴びせる。
そしてなぜか主人公のコートのボタンを引きちぎったかと思えば、主人公にボタンを返して立ち去る老婆。
この日を境に、主人公はさまざまな怪奇現象に襲われる。
老婆は主人公に呪いをかけていたのだった。


978 名前:忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2012/01/17(火) 11:54:52.67
主人公は目に付いた占い屋に逃げ込むが、占い師曰く
この怪奇現象は3日続き、その後悪魔に魂を奪われ地獄で焼かれてしまうという恐ろしいものだった。
占い師に、動物を生贄にすると呪いが解けるかも!と助言され
ペットの猫を殺すも効果なく怪奇現象は続き、彼氏の実家に招待されるも怪奇現象のせいでぶち壊しになり
気付けば期限はあと1日と迫っていた。絶望に打ちひしがれる主人公。
そんな主人公に、占い師の知人である霊媒師なら悪魔を祓えるかもしれないと連絡が入る。

979 名前:忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2012/01/17(火) 11:56:15.76
大枚はたいて霊媒師の元を訪れた主人公。
悪魔祓いは成功したかのように思えたが、悪魔の強大な力により霊媒師は命を落とし失敗に終わる。
再び振り出しに戻されるが、解決方法を模索していた占い師は、呪いの媒体となっているアイテムを
誰かに譲渡すれば呪いはそいつに移るのではないか、と言い出す。
そのアイテムとは、老婆が引きちぎったコートのボタンだった。
ボタンを絶対なくしてはいけない、と強く言われ、大き目の封筒に入れて肌身離さず持ち歩いていたが
彼氏の車の中で荷物をぶちまけてしまう。なくしたら大変なことになる、と焦る主人公。
が、無事にボタン入りの封筒を発見し、安堵する。

980 名前:忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2012/01/17(火) 11:57:32.19
主人公は、このボタンを誰に引き渡すか苦悩する。
断腸の思いで老い先短そうな老人や、ムカつく同僚なんかに手渡そうとするがどうしても出来ない。
焦るばかりの主人公だったが、たまたま手にした新聞のお悔やみ欄で
例の老婆が死んだことを知る主人公。
主人公は占い師の元へ走った。死人へ呪いをかけることは、そして返すことは可能か?と。
占い師の答えはYES。
主人公は老婆の墓を掘り起こし、老婆と一緒にボタン入り封筒を埋めることに成功。
これで呪いは解けたのだ。

981 名前:忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2012/01/17(火) 11:58:41.16
呪いの解けた翌日、晴れやかな気持ちで彼氏と共に旅行へ繰り出す主人公。
彼氏も浮き立っていた。主人公にプロポーズするつもりでいたからだ。
でもその前に、彼女に渡すものがあるという。
「これ、僕の車の中で探してただろう?」と、差し出されたのは見覚えのある封筒。
戸惑いを隠せない主人公。確かに封筒は老婆と一緒に埋めたはずだ。
「こんなボタンを探していたんだね。君の持って帰った封筒は、君のくれた外国のコインだったんだよ
大きさが似てたから間違えちゃったんだね~」
と、おもむろに封筒の中から、あのボタンを出す呑気な彼氏。

そう、主人公がボタンだと思った封筒の中身はただのコインだったのだ。
つまり呪いは解けてなどいなかった。
もう4日目に突入している…と思った瞬間、地面に引きずり込まれる主人公。
約束どおり、悪魔は主人公の魂を地獄へ落としにきたのだった。

一応ホラーでラストも衝撃なんだけど、ほとんどギャグ映画なんだぜ

 

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