ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その130 » 7日の恐怖(手塚治虫)

68 名前:66 :2012/05/04(金) 20:26:40.22
手塚治虫の短編。タイトル忘れた。
ある朝、主人公が起きたら、自分の部屋以外が真っ白(灰色だったかも)の靄が立ち篭めていた。
しばらくパニクってボーっとしてたら、どこかから声が聞こえてきた。
その声は、神と名乗った。
その神の言うには、
「人間は間違った事ばかりして、世界を破滅に追い込もうとしている。
 だから、今の世界を一度リセットして、全てを無にして一から作り直そうとしたんだが、
 手違いでお前の部屋だけ残ってしまった。
 わるいわるい、今すぐお前も消すから、じゃあね。」

迫り来る靄の中、主人公は懸命に神に頼む。
「人類全部が悪いわけじゃない、真面目に世界平和のことを考えている人達だって沢山いる。
 もっと長い目で見てほしい、世界を壊すのはもう少し待ってくれないか。」
神は「そんなにいうならお前一人が犠牲になって消えるなら、とりあえず破壊はやめとくよ。」と言う。
父母弟の顔を思い浮かべ、もう会えないのかと嘆き悲しむ主人公。
だが世界を救うために、自分が消える決心をする。
周りを取り巻く靄が自分に迫ってくる…遠のく意識…そして朝…

「あれ?俺生きてるじゃん?あれは夢だったのか?」
その時母の声が「○○(弟の名)、朝よ、起きなさい、遅刻するわよ!」
??と思いながらも起きて洗面所の鏡を見ると、そこに映っていたのは弟だった。
「ねえお母さん、兄ちゃんはまだ起きてこないの?」と主人公は母に聞いてみた。
「なに寝ぼけてるのよ、あなたは一人っ子でしょ」笑いながら答える母。
『そうか、●●(主人公の名)は消滅したんだ…』納得する主人公。

・一人だけ消し忘れるとか、神様うっかりすぎ。
・さらに自分が手違いしたのに世界を救う代わりにお前が消えろとか、根性悪い。
・しかも消えたのは、主人公じゃなく弟。
 何も知らない内に存在がなかったことにされた弟が不憫で納得いかなかった。

 

SFファンシーフリー (手塚治虫漫画全集 (80))
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