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127 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/08(金) 19:37:22.65
ズッコケで思い出した、文化祭話

三人組のクラスは文化祭で劇をする事になった。
台本を誰が書くかでもめるのだが、
ハチベエは近所にプロの児童文学作家が住んでいる事を思い出し
その人に頼んで書いてもらうことにする。
快く引き受けてくれた作家だが、プロとは名ばかりで
大昔に一度賞を取ったっきりの鳴かず飛ばずな経歴しかなかった。
出来上がった台本は3人兄弟がなぞなぞでお化けを倒すとかいう
三匹のこぶたと三枚のお札を足して二で割ったような
しょぼい昔話風でお世辞にも面白いとは言えない代物。
しかしせっかく書いてくれたのだからと「3人兄弟が活躍し悪者をやっつける話」という
土台だけ使用したギャングや拳銃なんかも出てくるアクション活劇に変更される。
クラスメート全員がそれぞれ自分の得意分野を活かして内容演出ともに
なかなか本格的な舞台となり大成功を収める。
ただ一人、招待された作家だけは自分の台本が原型をとどめていないほどに
変更されまくった事に気分を害して立ち去る。
その後クラス担任の宅間先生は作家に謝罪に行くが
話し込んでいるうちに作家は子供に夢見すぎ、だから売れないんだみたいな指摘をして口論になる。
最終的に作家は自分の意識を変えられず、引き続き理想のいい子ちゃんな
子供向けの話を書き続けるというようなオチだったと思う。

 

ズッコケ文化祭事件 (ポプラ社文庫)
ズッコケ文化祭事件 (ポプラ社文庫)


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