ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その131 » メディア(山岸凉子)

177 名前:1 :2012/06/10(日) 03:05:30.84
同じく山岸涼子「メディア」
かなりウロだから間違ってる部分があったらごめん。

主人公は背が高く、一見美少年風外見のボーイッシュな女子大学生A。
進学を機に一人暮らしを始めたが、寂しがる母親を気遣い、定期的に待ち合わせて一緒に出掛けたりしている。
母親はサッパリしたAとは対照的で、年に合わない少女趣味なファッションと、
粘着的とも言える、女性的な性格の持ち主。
実は、Aの父である人はずっと以前から他の女性に心を移して、別居していて、
離婚を要求しているが、母親は女の意地で絶対にそれを認めず、書類の上だけの夫婦関係が長く続いている。
そのせいもあり、娘べったりで、逆に甘えてくるような所もある母親を、
Aは少々疎ましく思いながら、突き放せないでいる。

大学にて、心変わりをした夫への復讐のために、夫の目の前で、
自ら、自分と夫の間に生まれた2人の息子を殺した、ギリシャ神話のメディアの話を例に上げた、
女性の実子殺しについての講義を興味深く受けるA。
基本的に欧米型は、新しい男性が現れ、子供が邪魔になるなどして、男性におもねる形で発生し、
日本型は、将来を悲観しての道連れ無理心中など、子供にしがみついた際に発生しがちであると女性教授が説明する。
Aは、メディアの話に『自分なら子供ではなく、心変わりをした男性を殺すのに』という感想を持つ。


178 名前:2 :2012/06/10(日) 03:13:50.96
自分だけが生き甲斐のような母親のこともあり、躊躇しているが、Aには留学して学びたいという希望があった。
悩んだ結果、自立の為にも留学の決断をして、母の手前、疎遠であった父にも相談をして、
留学の費用などのバックアップを願い出る。
留学の件を知った母親は当然反対するが、Aの強い希望に折れた形になり、渋々認める。
間もなく出発となり、準備に余念がないAと、その世話を焼く母親。
希望に溢れ、はしゃぎながら、母親手製の梅干しを荷物に入れるAだが、突然崩れ落ちる。
Aの背中には母親の手に握られた包丁が深々と刺さり、
「お母さん、どうして…」というAの呟きに、母親は「あなたにまで捨てられるのは絶対に耐えられない」と答える。
まさしく、日本型の子供にしがみつく母親の犠牲になったAであった…で了。

確かに山岸涼子って不倫話多いし(妻が頑として別れないが、愛人とは事実婚状態とか複数思い付く)、
ずっと独身だから、愛人側の立場にいたと言われても納得な部分はあるけど、
そういう思い込みが一人歩きしてるというのもあるような気がする。
まぁ、基本はムキになってほじくり返すようなことではないと思うw

 

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